あらすじ現代の男が心安らぐことのできる場所、それは「愛人をつくるか良き酒場を見つけるか」だという。BARSTELLAと夜の街を舞台に柳沢きみおが「人間の愚かさ悲しさ」を描いた珠玉の一冊。イタリア語で「星」を意味するBARSTELLAを初めて訪れたサラリーマン二人は、マスターに酒はどうしてこんなに美味しいのかと訊ねると溜飲の下がる言葉が返ってきて、次第に二人はなじみ客となっていくのだが…。