子供時代に壮絶な体験をした烈(れつ)とカイ。幼い頃、呪縛となった母親の言葉に、今なお翻弄され続けるカイ。そんな彼から帰国の決断を迫られるが、烈は了承の代わりに、ある条件を提示する…。それぞれの答えを探る烈、漸(ぜん)、カイの3人。決断の時は迫り…。恋情、友情、思慕、独占欲、さまざまな感情に翻弄される青年たちの青春群像劇、最終巻。 大学同級生3人の日常をほのぼのと描いた番外編「蝉とゲラと嘘つきと」、漸と父親との過去を描いた番外編「空蝉」も収録。 《当コンテンツは『君の隣には』(10)~(11)、番外編1~2と同一の内容を含みます。重複購入にご注意ください》