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偉大な女医として愛を与え続け、処女で生涯を終えた水上千八（ちや）92歳。筋金入りの頑固ババアが、若く美しい姿で目覚めたのは「ちちょんまんち」。それは、愛を受ける修行を積む、恐怖の快楽地獄だった！ドーテー地獄や見るだけ地獄の男らに囲まれて、千八は真実の愛を探し始める。性愛の深淵をユーモア溢れる描写で追及した小林まことの新境地。アッパーズ連載『ちちょんまんち』を改題し、再構成＆大幅加筆修正で登場!!
なぜ92歳の生涯を独身で通したのか。一万二千人も好きな男がいたのに？現世での記憶が思い出せない名医・千八（ちや）は、なりゆきから「ご奉仕地獄」の青年の面倒を見る事になる。少年のように純粋な忠太郎に安らぎを感じつつも、千八の修行は今日もつづく。明治生まれの頑固ババアらしく性愛を拒み続けるうち「愛養失調」となった千八は、医療的行為により無事（？）処女を喪失。つややかな黒髪と共に、性感が芽生えて…!?
現世での千八の部下の横川君に、恩師・野々口先生、助けられなかった患者の青年・金城君に篠原君……。性感が芽生え美しく変貌した千八の周りに、かつて千八に想いを寄せていた男たちが現れる。「愛を与えるばかりで、愛を受ける修行が全然足りてないのだ！」──人々に尽くす一方で、愛を受けぬまま死んだ名医・千八。快楽地獄「ちちょんまんち」のユーモラスな性愛修行は、ノンストップハイテンションで今日もつづくぞ、第3巻！
驚くほどの男達の愛を受け、ついに現世での愛の清算も終わりに近づいた千八。しかし、これほど朝から晩まで修行に励み、一生分の愛を受けたのに、彼女の残存性欲は全く減っていなかった。そんな彼女に下された特例の裁定は「大ちちょんまんち」を通過しての天国行き。ピンチの彼女を救いに来たのは、青年・忠太郎だった！彼に見送られ、天国への階段を登った千八が見たものは…!!まさかの一途で純粋な感動に満ちた完結巻!!
