香美からの手紙を読んだ冬馬は麗の妊娠を知り、急いで東京に帰った。お腹を蹴られて病院にいる麗のもとに冬馬はやってきた。冬馬から出た言葉は麗が想像していたのとは違い「産んでくれ」だった。しかし、子供は流れてしまっていた。涙を流して悔しがる冬馬を見て麗は笑顔を取り戻した。ある日、秋本に教えてもらった合格への願掛けをするため慶應大学へ行った冬馬の前に、またもや美咲子が現れた。その状況を見た独占欲の強い摩周は冬馬にあくどい嫌がらせをし始める。冬馬はそんな摩周を見て美咲子を渡さないことを心に誓った。ある日、麗は冬馬のポケベルに携帯の番号が入ったのに気がついた。もしかして美咲子の番号ではと疑いを持つ麗だった。