あらすじ

造り酒屋の米子屋が独自販売する酒「お夏(なつ)」は、酒番付で大関を取るほどの人気を集める。江戸中の酒をすべて自分の所から卸させようとする酒問屋の石動屋は、それが気に入らず酒処に「お夏」を置かないように圧力をかけていく。そんな時、米子屋の娘・お夏の髪を結いに行った気三郎(きさぶろう)は、経営が苦しい米子屋のためにお夏が金の工面に奔走していると知る。しかしお夏は、工面した大金を強奪されてしまい……!?
女形気三郎 1巻
「女を泣かし、たぶらかし、女を危めても、お裁きなしとは、さても女の一大事。恋の裁き人・女形気三郎、裁かせていただきます。」――。悪人どもに酷い目に遭わされた娘達の仇を討つ美しき女形・気三郎(きさぶろう)の活躍を描いたアクション&セクシー時代劇。髪結いの気三郎は、お見合いを控える角屋の令嬢・明美(あけみ)の髪を結っている時、彼女が涙を流しているのに気づく。その後、明美は川で入水自殺をしてしまい……!?
女形気三郎 2巻
造り酒屋の米子屋が独自販売する酒「お夏(なつ)」は、酒番付で大関を取るほどの人気を集める。江戸中の酒をすべて自分の所から卸させようとする酒問屋の石動屋は、それが気に入らず酒処に「お夏」を置かないように圧力をかけていく。そんな時、米子屋の娘・お夏の髪を結いに行った気三郎(きさぶろう)は、経営が苦しい米子屋のためにお夏が金の工面に奔走していると知る。しかしお夏は、工面した大金を強奪されてしまい……!?
女形気三郎 3巻
知り合いの簪(かんざし)職人・長二郎(ちょうじろう)とお駒(こま)が祝言をあげることになり、微笑ましく思う髪結いの気三郎(きさぶろう)。同じ頃、金に物を言わす奈良屋は、貧乏な幼女に変態行為をして興奮していた。その後、長二郎は見知らぬ男達に大切な指を傷つけられ、お駒は父親の借金で奈良屋へ三年間の奉公に出されてしまう。それはすべてお駒に横恋慕した奈良屋の仕業であり、その毒牙がお駒に忍び寄り……!?
女形気三郎 4巻
おませな幼女・お駒(こま)は、両親がお伊勢参りから帰るまでの間、気三郎(きさぶろう)の所に預けられ、気三郎の女房気取りで調子づいてねずみに叱られる。その後、虐待でショック死した幼女の遺体を川で発見した同心・鬼龍院(きりゅういん)は、最近6人の児童が行方不明になっている事件と幼女の遺体が関係あるのではないかと考える。そんな時、ねずみ達からお駒が行方不明になっていると知らされた気三郎は……!?
女形気三郎 5巻
悪名高い黒松屋を裁いた女形・気三郎(きさぶろう)は、その帰り道、同心・鬼龍院(きりゅういん)と遭遇してしまい、家まで尾行してきた佐吉(さきち)に自分は髪結いの気三郎の妹だと名乗る。その後、気三郎の部屋へ訪れたねずみは、そこで着物を脱いでいた女性を彼の恋人だと思い、気三郎の一人二役を濡れ場だと勘違いする。そして佐吉の報告を聞いた鬼龍院は、気三郎の妹だという女をひそかに監視して……!?
女形気三郎 6巻
待ち合い割烹「吉野屋」の女が2人も殺され、それは偶然ではないと考える同心・鬼龍院(きりゅういん)は、酒処で一緒に飲んでいた気三郎(きさぶろう)に、吉野屋の客筋で勘定吟味役・青木(あおき)がいたと教える。その後、青木に呼び出されたお京(きょう)は、立花屋と交わした密談を立ち聞きしたと思われる吉野屋の女5人すべての抹殺を企む青木に殺されてしまう。そして気三郎は、醜女に変装して青木の屋敷へ行き……!?
女形気三郎 7巻
三田村屋の女房が女形地獄太夫に殺害された事件でその動機がわからず悩む同心・鬼龍院(きりゅういん)は、オカマの良夫(よしお)が地獄太夫と同じように前歯が欠けているのに気づき、髪結いの気三郎(きさぶろう)に会わせてみようと考える。その後、人気芸者の夢路(ゆめじ)も地獄太夫に殺されて捜査が行き詰まる鬼龍院は、良夫が営む飲み屋へ強引に気三郎を連れて行き……!?女形気三郎、最後の裁きとなる完結巻。読切作品「オシドリ遊侠伝」も収録。
超合本 弘法大師空海〈上中下〉

超合本 弘法大師空海〈上中下〉

密教、真言宗の開祖であり高野山を開山した空海。彼の知られざる幼少期から青年期にかけての物語を巨匠ジョージ秋山が熟達の筆致で描く。高野山開山1200年記念の文庫版3部作を電子書籍で合本に! 人間を問い続けた空海の一大叙事詩。※本電子書籍は、新人物文庫『弘法大師空海(上)』『弘法大師空海(中)』『弘法大師空海(下)』の合本版です。
アシュラ 大合本 全3巻収録

アシュラ 大合本 全3巻収録

【全3巻収録】なんで人間らしく生きなきゃならないんだギャァ…… 生まれてこないほうがよかったのに。飢餓という極限状態の世の中に生み落とされたアシュラ。大きな社会問題となったジョージ秋山氏の名作が電子書籍で復活! ジョージ秋山氏の魂のメッセージがここに! <著者情報> ジョージ秋山(じょーじ・あきやま) 1943年生まれ。1966年に別冊少年マガジン「ガイコツくん」でデビュー。人間を赤裸々に描く漫画で常に注目を浴び、70年には「銭ゲバ」「アシュラ」「日本列島蝦蟇蛙」などの問題作を次々に発表する。73年から始まった「浮浪雲」は、30年以上経った今も連載が続き、単行本も80巻に達するロングセラーとなる。同作品で第24回小学館漫画賞を受賞。また、「銭ゲバ」「浮浪雲」「恋子の毎日」といった多くの作品がドラマ化、映画化されるなど、その人気は多方面にわたる。
銭ゲバ 大合本 全4巻収録

銭ゲバ 大合本 全4巻収録

【全4巻収録】人間の醜い部分を克明に描いた、ジョージ秋山の代表作!! 貧しさ故に病気の母を亡くした風太郎は、「金こそすべて」と、金のために生きることを決意。大会社の社長のイスを手に入れた風 太郎だったが、そのために何人も殺し、恨みを買い、刑事につきまとわれる日々。金があっても風太郎に平穏が訪れることはない――。人間の心の 闇を鋭く描く、ジョージ秋山の代表作! <著者情報> ジョージ秋山(じょーじ・あきやま) 1943年生まれ。1966年に別冊少年マガジン「ガイコツくん」でデビュー。人間を赤裸々に描く漫画で常に注目を浴び、70年には「銭ゲバ」「アシュラ」「日本列島蝦蟇蛙」などの問題作を次々に発表する。73年から始まった「浮浪雲」は、30年以上経った今も連載が続き、単行本も80巻に達するロングセラーとなる。同作品で第24回小学館漫画賞を受賞。また、「銭ゲバ」「浮浪雲」「恋子の毎日」といった多くの作品がドラマ化、映画化されるなど、その人気は多方面にわたる。
銭ゲバ 完結上下巻セット【電子版限定】

銭ゲバ 完結上下巻セット【電子版限定】

七○年に発表された衝撃の問題作『銭ゲバ』上下巻が電子版限定で、合本になって登場!※本書は、『銭ゲバ(上)』『銭ゲバ(下)』を1冊にまとめた電子書籍限定の合本版です。■『銭ゲバ(上)』貧乏だった蒲郡風太郎はいつも馬鹿にされ、病弱だった母親は医者に見捨てられ死んでしまう。少年時代に金の絶対的な力を見せつけられた風太郎は、金のためなら手段を選ばない大人になっていく。そんな彼を人々は「銭ゲバ」と呼んで軽蔑したが、風太郎の金儲け道は止まることを知らなかった……。七○年に発表された衝撃の問題作、ついに復刊!!■『銭ゲバ(下)』一流企業の大昭物産の社長の座まで上りつめた風太郎だが、貧しかった頃の恨みはいつまでも消えることがなく、金への執着は益々強まった。この世に金で買えないものはない。そう信じて疑わない風太郎は、金の力を使って政界に進出する。だが欲しいものをすべて手にいれた彼を待っていたのは……。長年入手困難だった不朽の名作、ついに電子化!!
捨てがたき人々 完結上下巻セット【電子版限定】

捨てがたき人々 完結上下巻セット【電子版限定】

男女の業を鋭く抉り、映画化もされた傑作マンガ『捨てがたき人々』上下巻が電子版限定で、合本になって登場!※本書は、『捨てがたき人々(上)』『捨てがたき人々(下)』を1冊にまとめた電子書籍限定の合本版です。■『捨てがたき人々(上)』「なんだか生きてんの飽きちゃったなあ」。職を失い、生まれ故郷に帰ってきた狸穴勇介。不細工で、金も仕事も夢もなく、考えるのはセックスのことばかり。心の荒野を彷徨っていたある時、勇介は微笑みの宗教「神我の湖」に傾倒する京子と出逢い、執拗なストーキングの末にレイプする。二人は互いに嫌悪し合いながらも離れることができずに姦通を繰り返すようになるが……。■『捨てがたき人々(下)』周囲の猛烈な反対を押し切って、妊娠を機に夫婦になった勇介と京子。しかし息子が誕生しても、勇介の心は孤立したまま彷徨い続ける。叔母との情事、生き別れの母との再会と、その母の夫殺しの過去。息子との断絶、爆発する暴力衝動……そんな時、勇介の前に一人の女が現れる。彼は安息の時を得られるのか? 愛を信じられない男と愛を信じる女――人間の業を抉る超問題作、ここに完結!
アシュラ

アシュラ

餓死寸前の少年は、平然と人を殺し、生きるためだけに人肉を食い続けた。彼には希望もなければ夢もない。ただ自分の出生を呪うばかりだ。ケダモノのような彼のことを、いつしか人々は“アシュラ”と呼ぶようになっていく……。望まれぬ生をうけたアシュラは、飢餓の極限をどう駆け抜けていったか!?鬼才ジョージ秋山の代表的傑作、待望の復刊。
銭ゲバ

銭ゲバ

貧乏だった蒲郡風太郎はいつも馬鹿にされ、病弱だった母親は医者に見捨てられ死んでしまう。少年時代に金の絶対的な力を見せつけられた風太郎は、金のためなら手段を選ばない大人になっていく。そんな彼を人々は「銭ゲバ」と呼んで軽蔑したが、風太郎の金儲け道は止まることを知らなかった……。七○年に発表された衝撃の問題作、ついに復刊!!
捨てがたき人々

捨てがたき人々

「なんだか生きてんの飽きちゃったなあ」。職を失い、生まれ故郷に帰ってきた狸穴勇介。不細工で、金も仕事も夢もなく、考えるのはセックスのことばかり。心の荒野を彷徨っていたある時、勇介は微笑みの宗教「神我の湖」に傾倒する京子と出逢い、執拗なストーキングの末にレイプする。二人は互いに嫌悪し合いながらも離れることができずに姦通を繰り返すようになるが……。男女の業を鋭く抉り、映画化も決定した傑作マンガ、早くも電子書籍化!
弘法大師空海

弘法大師空海

密教、真言宗の開祖であり高野山を開山した空海。彼の知られざる幼少期から青年期にかけての物語を巨匠ジョージ秋山が熟達の筆致で描く。高野山開山1200年記念文庫化! 人間を問い続けた空海の一大叙事詩。
浮浪雲(はぐれぐも)

浮浪雲(はぐれぐも)

激動の幕末を、流れる雲のようにサラリと生きる“大江戸楽天人伝”。▼第1話/宿場女郎▼第2話/戸塚ッ原の対決▼第3話/木曽路から来た男▼第4話/品川慕情▼第5話/街道工事不正事件▼第6話/くりからもんもん▼第7話/幽霊駕篭▼第8話/黒の舟唄▼第9話/風流トンヤレ節 ●登場人物/浮浪雲(品川宿の問屋場、夢屋の頭。柔軟かつ強靱な精神の持ち主)、新之助(雲の長男。大人物を夢見る熱血少年)、カメ(雲の妻)、欲次郎〈とっつあん〉(夢屋の帳場をまかされている老人) ●あらすじ/「3年経ったら迎えに来る」と言い残し、京へ発った男を信じて待つ遊女。約束当日に現われた男には追っ手が……。けなげな遊女のために浮浪雲が一肌脱ぐ!(第1話)。▼街道一の親分、清水次郎長とその一家が品川宿にやってきた。やりたい放題の次郎長に品川一の春秋親分は、このままでは面目が立たないと、次郎長に喧嘩状を送りつける。それを知った雲は……(第2話)。▼客の女をてごめにした問屋場の新入り、鮫造。それを苦にした女は自殺。しかし反省の色もない鮫造に雲は……。雲の妻カメ、息子の新之助登場!!(第3話)。▼借金を返すために旅籠で働くお美代。問屋場の文次は、お美代と一緒になろうと仕事に精を出す。しかし、お美代に関しての良くない噂を聞かされた純情な文次は……(第4話)。●その他の登場キャラクター/清水次郎長(第2話)