あらすじ造り酒屋の米子屋が独自販売する酒「お夏(なつ)」は、酒番付で大関を取るほどの人気を集める。江戸中の酒をすべて自分の所から卸させようとする酒問屋の石動屋は、それが気に入らず酒処に「お夏」を置かないように圧力をかけていく。そんな時、米子屋の娘・お夏の髪を結いに行った気三郎(きさぶろう)は、経営が苦しい米子屋のためにお夏が金の工面に奔走していると知る。しかしお夏は、工面した大金を強奪されてしまい……!?