あらすじ「五十鈴、オレはまだ友達?」重度の感音性難聴で人を頼ることが下手な五十鈴は、自由人だけど優しい十嘉に徐々に弱みを出せるようになっていく。十嘉は、知らない景色をたくさん見せ、“可愛い”と真っ直ぐ伝えてくれるはじめての人。五十鈴のことを余すことなく知ろうする十嘉と接するうちに、これまで抑え込んでいた感情を自覚するようになる。“十嘉くんの声が聴きたい――…”
バイオリンは好きだけど先生の指導の本質を理解できず周りからは嫉妬による嫌がらせを受けている十嘉。 難聴の五十鈴と出会って「相手に伝えること」「相手のことも理解しようとする気持ち」も学んで成長していくことでバイオリンにも変化が生まれた。 五十鈴は自分の問題に他の人を巻き込まないように、一定の距離を置いて周りと付き合っていたけど、障害についても真っ直ぐに質問して五十鈴の生活に入り込んでくる十嘉と出会って近い距離での人間関係を知っていく。 そんな2人の相手に対する気持ちの変化が何とも美しい。 2巻既読。 発売まで長かったー。 五十鈴との付き合いで「自分優先」から物事には相手がいることも少しずつ理解するようになった十嘉。 五十鈴はそんな十嘉の存在が自分の中でどんどん大きくなっていくことを自覚する。 やっと両思い!