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1867年（慶応３年）11月15日。坂本龍馬は、暗殺を目的とした謎の刺客たちによる襲撃を受けた。だが「龍馬、死せず」――。己の理想とする日本を見据え、未来に向けて歩みだす！ 新たな日本の姿、新たな龍馬を描く誰も見たことのない幕末群像活劇が此処に躍動する!!
岩倉、西郷らの前にもはや幕府は崩落寸前…その緊迫した状況下で、幕府側の大物・小栗上野介と勝海舟が立ち上がる。王政復古の大号令を目前に控え、将軍・徳川慶喜が手にした討幕阻止の最大の切り札は坂本龍馬――。暗殺を逃れた龍馬が塗り変える日本の歴史！ 未知なる幕末の行方に刮目せよ!!
時の将軍・徳川慶喜より幕府の未来を託された龍馬は、新撰組副長の土方を護衛につけフランス公使との会見に臨む。一方の岩倉と西郷ら討幕派は、王政復古の大号令を目前に控え、龍馬暗殺の切り札として人斬り半次郎を送り込む。そして、幕末最凶の剣鬼・土方と薩摩示現流の人斬り、中村半次郎が激突……どちらかが、幕末に散る――!!
フランスからの全面的な支持。さらに大阪の豪商たちからの多くの出資。討幕阻止に必要な手札は確実に龍馬たちのもとに揃いつつあった。そして「王政復古の大号令」当日、最後の手札を手中に収めるべく、陸奥陽之助が動く！ 討幕派と佐幕派による命を賭した騙し合いの果て、最後に笑うのは……。
慶喜参内の詔勅を手に入れた龍馬たちは二条城へひた走る――。一方でクーデター軍は、御所の各門を封鎖すべくいよいよ動き出す。幕末の英雄たちが今、一堂に京へ集結しようとしていた！ 信念と誇りを賭した漢たちの闘いの果てに、日の本は如何なる未来を迎えるのか!? 王政復古編、此処に堂々完結!!
