年をとらない男ラリイ。ラリイの生まれた草原の星は美しい星だった。しかし、その環境は過酷で、土壌や水に含まれる特定の物質が人々の生命を縮めてしまうことがわかった。ラリイの父であるスターリング博士は、草原の星の悪影響を何とかなくそうと努力するが…。

幼なじみを探して都会にやって来た完全中性体のフィカス。女ばかりの麻薬密売組織のボス、マダム・ハーレーに騙されて働かされていたが、何とか彼女から逃げ出すことに成功する。そして、フィカスはラリイと出会う。マダム・ハーレーは5年前にラリイとダンに自分の組織をつぶされた過去があり、ラリイ達を憎んでいた…。

ラリイとダンの出会いのきっかけ。そこにはマダム・ハーレーの麻薬事件が絡んでいた。賞金稼ぎをよく思わないダンはラリイと衝突する。そんな中、マダム・ハーレーの仕事を引き受けたラリイは、彼女が用意した媚薬入りのドリンクを飲んでしまう。一方、ダンは捕われの身となってしまい…。

密輸品を横取りする盗賊集団ヴォラン。リーダーのミズオはスミレ色の瞳を持ち、淡く青紫色の混じる明るい髪をした容姿をしている。ラリイは彼を自分と同じ草原の星の2世ではと考える。だが、ミズオは作られた「作品」だった。オーカー博士は生体脳と機械の結合に情熱を傾ける、人工臓器医学の第一人者であり、ミズオに手術を施していた！

作られた存在であるミズオ。そんな自分自身の存在に悩んだミズオは暴走を始める。それを止めるラリイ。そして、ミズオは…　その後ラリイは辺境惑星・コーンで賞金稼ぎの女性リンクスに出会う。コーンを支配しているミラ・タリクアイダは銀河連邦打倒を誓っていて…。

流刑星にいたマダム・ハーレーが脱走した。彼女は惑星トレウィトの女犯罪者ミラと手を結び、銀河制覇を企む。そして、仇敵であるラリイ、ダン、ワンディアへの復讐、不老不死の肉体へ執念を募らせる。一方、リンクスは賞金首であるマダム・ハーレーを狙い、彼女の組織に忍び込むが…。

ハーレーの組織に忍び込んだものの、捕まってしまったしまったリンクス。また、同じ様に組織に乗り込もうとしたラリイも、刺客に命を狙われてしまう。不老不死の薬の開発を企むハーレーによってラリイの父親代わりのライン博士が、彼女の一味に拉致されてしまう…。

マダム・ハーレーの組織から脱出を図ろうとするリンクスの前に立ちはだかるミズオ。ミズオは洗脳状態にあり…　一方ラリイもライン博士救出の為、組織に乗り込んでいた。組織では、強力な重兵器の開発を進めていたが、それは惑星を死の星にしてしまう破壊力を持つものだった…。