あらすじ島明夫(しま・あきお)と相馬芳乃(そうま・よしの)。恋人同士。彼らは大学4年生という季節を迎えた――。親・友人・将来・ふたりの関係……。考えても考えても、結論は出ない。痛く切ない青春が、ここにある。
大学四年生就職活動に苦心する主人公と、その恋人の話。間の取り方や台詞のちょっとしたところで関係性の揺れ動きを伝えてくる。さすがの木尾士目と思わされる一作 かなりリアルなギクシャクもある反面、本編では綺麗ないい着地をしている。完成度の高い一作。続編の五年生がなければ、だけどね!!!! ……ああいうのもああいうので好きだけど、この作者はどうして完成した綺麗な作品を汚すのが好きなんだろうか。性癖?