あらすじ死と肉の匂いが充満(たち)こめる、腐った大地に根付く一本の無花果の古木。ひとたび口にすると、その虜となり、二度とは口にできないその実を狂おしいほどに求め続けてしまうという。――無花果の呪い。彼らはこれをそう呼ぶ。その無花果を求める幼く無垢なヴァンパイア達。血に目覚めた彼らの想いとは……? 人ならざるヴァンパイアとしての宿命を背負った、幼き血の物語が今明かされる――。