あらすじ

弱小サッカー部が県大会2次予選を勝ち進むという快挙に、地元の新聞社やテレビ局の注目とともに、運動部の対戦成績に関心がなかった学校内部からも変化が表れはじめた。しかしその周囲の変化に、加納(かのう)は違和感を感じていた……。
我らの流儀(1)
指折りの進学校・海成(かいせい)高校に通う加納(かのう)は受験を控える3年生でありながら、6月になっても同学年の水村(みずむら)と榊(さかき)とともに弱小サッカー部の練習に参加していた。じつは、彼にはある大きな目的があった……!!
我らの流儀(2)
“加納(かのう)さんとサッカーがしたい”という部員たちの思いを受け、動きはじめた海成サッカー部。そしてついに全国高校サッカー選手権大会の舞台・国立(こくりつ)を目指し、地区予選1次トーナメントが始まった!!
我らの流儀(3)
弱小サッカー部が県大会2次予選を勝ち進むという快挙に、地元の新聞社やテレビ局の注目とともに、運動部の対戦成績に関心がなかった学校内部からも変化が表れはじめた。しかしその周囲の変化に、加納(かのう)は違和感を感じていた……。
我らの流儀―フットボールネーション前夜―

我らの流儀―フットボールネーション前夜―

県立でトップの学力を誇る海成高校の3年生・加納英之(主人公)は、6月過ぎてもサッカー部を現役引退することなく学業と両立しながら、選手を続けている―――「海成が高校サッカーを変える!」ために。クールで頭のいい…しかし、かなり自己チューなこの男は、“普通の高校生にはできないサッカー”で本気で選手権優勝を目指す…最高学府・東大志望というのは、部活をやっているから学業がおろそかになっていると思われるのが嫌だから!という理由。監督もコーチもいない超進学校サッカー部の部長兼キャプテン・加納の、“偏差値高い!?”純粋過ぎるサッカー観および思いの行方は―――!?
アンダーグラウンド

アンダーグラウンド

雀荘に通う学生、加納と榊。榊は攻めの麻雀をするが、一方で加納は「負けない」麻雀をする。そんな二人が、大金のかかった賭け麻雀の「代打ち」をすることになった。加納は最初、代打ちを断ったが、自分の隠れた感情に気づき――?
フットボールネーション

フットボールネーション

サッカー雑誌の女性カメラマン・緒形は、ある時、アマチーム「東京クルセイド」の取材を命じられる。そのチームの選手応募要項は「脚のきれいな選手求む!」…ふざけたチームだと、しぶしぶ河川敷に出かけた緒形だったが、そのチームとは別に、ある才能に出会う!河川敷を根城に、草サッカーチームの助っ人をしている“ジョーカー”こと沖千尋だった。その才能に目をつけた「東京クルセイド」の監督も、千尋をチームの助っ人として依頼する。「パスミスになるけど…」―全力でやるように監督に言われた千尋は、大胆な発言をする。初めは宣言通りパスミスを繰り返していた千尋だが、チームメイトが彼の実力を認め、彼の意図通りに走り出したらパスが面白いようにつながるようになる。これだけの才能がなぜ、今まで埋もれていたのか?試合後、チームメイトの誰もがそう思いつつも、千尋をチームに迎え入れようとする。だが、当の千尋がそれを拒否!今をときめく高校現役Jリーガー、一ノ瀬迅とも浅からぬ因縁がありそうな千尋、彼の正体は一体…!?また、「東京クルセイド」監督が求める「脚のきれいな選手~」の真意とは!?
サッカーボーイ

サッカーボーイ

「おれの足はまだ覚えてるんだ。あの時、撃てなかったシュートの感触を…」。高校生活最後の試合で惜敗した森直人。蹴りそこなったボールを追いかけ、彼はサッカーを続ける決意をする。そして、受験し大学へ……。夢見ることをやめられないサッカーボーイたちを描いた『フットボールネーション』の作者・大武ユキの原点! ここに復刊!!
タイル

タイル

東大に通いながらも、ヤクザの代打ちを続ける加納の前に現れた小学生の少女アキラ。高名な弁護士を父に持つ彼女の望みとは……。大武ユキの描く麻雀漫画、雑誌掲載分に描き下ろしを加えた『タイル』待望の完全版! 番外編『DICE』『19980101』や短編『HALF』も収録。 (この作品は「タイル (1)」「タイル (2)」の合本版となります。重複購入にご注意ください。)