復讐のために結んだその手でくちづけもしないまま、密かな愛を育ててしまった男と女──。愛と復讐の、最後の時を迎える。共犯者となった可菜と洋司は母・弓絵と組長への復讐計画を進めていた。羽純の裏切りと裏で手を引く弓絵の存在は、二人の絆をより強固なものへと変えていくと同時に、可菜は洋司への想いを自覚していくのだった。しかし復讐を果たすため、彼への想いは秘密にすることを誓い、可菜は洋司と最後の復讐の準備をする──。そして、複雑な想いが絡み合うなか、ついに猛毒が仕込まれたペンダントを使う運命の時を迎える──…!【この作品は同タイトルの18~23話、および描き下ろしの番外編を収録した単行本版です。重複購入にご注意ください。】
【電子限定、書き下ろしイラスト1P収録】一緒にいられて幸せだった。復讐のためだけに生き抜いてきた二人が非情な運命の中で見つけたもの、それは──。組長殺害の計画が未遂に終わり警察の前から姿を消した可菜と洋司。18年前の柊製薬の事件が明るみになる中、マスコミに囲まれた自宅へ戻った可菜は母・弓絵から大貫家の過去を明かされ一家が抱えてきた闇を知る──。壊れかけた弓絵を前にして、そして愛する洋司を守るため、可菜が選んだ最後の復讐とは…!?過酷な運命を支え合ってきた二人がついに迎える衝撃の結末は──!!【この作品は同タイトルの24~30話、および描き下ろしページを収録した単行本版です。重複購入にご注意ください。】