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周囲に溶け込めず孤独な想いを募らせる千織（ちおり）が、唯一落ち着けるのは自宅にある土蔵のなか。17歳の誕生日、いつものように過ごしていると半裸の男が現れ、千織と交尾して番（つがい）になると言い出して…!? ぼっち女子高生と蜘蛛男の、和風エロティック・コメディ！
クラスの盗難騒ぎの犯人にされてしまった千織。口下手ゆえにさらにピンチに陥る千織を、バクは遠くから助けてくれて…？ ちょっとずつこころ近づく千織とバク。でもバクは「体でたっぷりお礼をしてもらうよ」と言い出して…？
悪縁を切る不思議な力があるという保健室の切江先生。気を許した千織がバクのことを相談すると、先生は「絡新婦は凶悪な妖怪、抹殺しなければ柴里さんの身があぶない」と言い出して…？
切江と千織の前にあらわれたバク―――傷をおった千織をみたバクは激昂、切江は瀕死の状態となり退散する。「わたしもバクを助けたい」……命の危険をおかし助けにきてくれたバクに対し、千織は自身の体をさしだして……
「千織が俺の体に触ってみて」――千織を嫌な気分にさせず、妖分をとる方法をさがそうと提案してきたバク。恥ずかしがりながらも千織から触ってみると、バクの弱点があきらかに…？
妖怪や結界のことを知りたいのなら「紡木神社」に行くようにと、切江先生からアドバイスをもらった千織。しかし紡木神社に向かう道中、千織は妖怪に襲われてしまい――!? そして、バクの過去も明らかに……！
自身の生い立ちを語りだすバク。幼いバクは女王に捕まり、城に連行されてしまう。彼を待ち受けていたのはある残酷な出来事だった……。さらに、女王以外を愛さないよう調教されて――。
赤い月夜の夜に女王が人間界までバクを取り戻しにくるかもしれない。それを知った千織は、バクを救うことを決意。紡木神社で救う手がかりを見つけていた千織は、ある万華鏡を手にする。すると、突然不思議な空間に飛ばされて――!?
バクの父親の幻影に出会った千織は、バクの出生の秘密とバクを救う方法を知る。バクが待っている蔵に戻ると、そこにはバクの抜け殻が……。千織がバクを抱きしめると、バクの記憶が流れ込んできた。千織はバクがずっと想い続けてくれたことを知り――。
赤い月夜にバクと交わることでバクを救うことができる――。バクの想いを知った千織は、バクと交わることを決意した。一方、怒り狂った女王は、人間界に降りてきて千織とバクは対峙することに。二人は共に生き続けることができるのか……!? 感動の最終巻！
