あらすじ広大な異世界辺境の地を巡り、各地の伝承を「聖誌」にまとめ続ける二人の探索者ラルとジレ。その真の目的は、失われた神殿や精霊の住処が様々に書き記された『旅行記』の著者『巡霊者』の足跡を辿り、謎に満ちた『世界の果て』を目指す事だった。二人が冒険の末に辿り着いたその答えとは・・・!? 圧倒的筆致で描き込まれた王道ハイ・ファンタジーコミック大団円の第2巻!
辺境の地を旅するラル・ビエントとジレ・クラッヒトの2人組。 彼らは「聖府」の命により諸国各地を周って伝承を蒐集・検証し、史実と比較しながら「聖誌」の編纂を行っていました。 この作品はそんな2人が各国で伝承にまつわる事件と出会を様子を描く作品です この作品は架空の世界を舞台にした、俗に言う「ハイ・ファンタジー」でありながら、その世界における各国の歴史や伝承に触れながら物語が進んでいく、 歴史ファンタジーのような雰囲気も帯びている作品です。 そして 岩石地帯や草原を基本とする風景に人々が纏う架空の民族衣装、 さらに竜や鳥獣などの架空生物を高い画力で描き出すことによってその世界観を生み出しています。 ラルとジレが立ち寄った国ごとに物語が描かれる1話完結型の作品ですが、1つのエピソードに数話を費やして描かれており非常に読み応えのある作品です。 また 2人の表向きの目的は「聖誌」の編纂ですが、どうやら裏に別の目的があるようで 物語が進むにつれてさらに壮大な物語になっていくことも予感させます。 1巻まで読了