内閣総理大臣から華麗に転身、どんな難事件も明るく解決してきた源さん刑事。保険金殺人の容疑者を前にし、捜査するだけの立場に限界を感じた源さんは、裁判にかけるための公訴権のある「検事」になって、不正義・巨悪と対決する。信用組合救済をめぐる汚職事件で、検察庁は信組理事長の起訴のみで幕を引こうとする。源さんは追求を続け、法務大臣の指揮権発動を無視し大蔵省の幹部たちを独断で訴えてしまう…。『自虐の詩』『世直し源さん』に続く、業田ギャグの大作、初の完全刊行。『自虐の詩』『世直し源さん』に続く、業田ギャグの大作、「検事編」に突入。【巻末に短編『子育て源さん』を併録】※竹書房文庫版『源さん刑事ヨシイエ童話(下)』を分冊しています。