あらすじ

怪が街に解き放たれ世間を騒がせる。そんな中、伊織たち向ヒ兎堂が取締局に立ち向かうべく動き出す……! 水面下で進行する「向ヒ兎堂」と「取締局」との対立。次々と明らかになる違式怪異の思惑。そして伊織たちが向かう先は、育った場所“怪の森”。そこで待ち受けている者とは……!? 物語が風雲急を告げる注目の第6巻! 雑誌掲載時に好評を博した番外編「都築と藤乃の出会いの話」も収録!
向ヒ兎堂日記 1巻
時は明治、文明開化華やかなりし頃……時代に逆行して妖怪関係の書物を隠れて収集する不思議な貸本屋があった。その名も向ヒ兎堂。世の中は、妖怪関連すべてを取り締まる『違式怪異条例』が施行され、妖怪を消そうと巡査達が動き出す……。そんな中、妖怪が見えてさわれてしまう本屋の主人・兎崎伊織は、猫又の銀、化狸の千代ら仲間達とともに、妖怪の悩み相談所を開くことに……。実力派新鋭が贈る明治妖怪奇譚、第一巻。
向ヒ兎堂日記 2巻
1巻を発売するやいなや人気沸騰の明治あやかし奇譚『向ヒ兎堂日記』。2巻に登場するあやかしは、雨降小僧、画霊の熊、狐面の少年。不思議なあやかし達のちょっと変わった悩み相談に、伊織は振り回されて大変なことに……!?物語が進むにつれ店主・伊織の秘められた過去や謎が少しずつ明らかになり、さらには違式怪異取締局の都築や仙石達の暗躍にもはらはら。もちろん猫又の銀と化狸の千代、鳴釜らおなじみ向ヒ兎堂メンバーのかわいい活躍もお楽しみください!
向ヒ兎堂日記 3巻
時は明治。文明開化とともに「怪」と「陰陽師」の存在は不要とされる世の中になっていく。妖怪が見える貸本屋の主人伊織は、違式怪異取締局に隠れて妖怪を助ける相談所として日々暮らしている。3巻に登場する怪は、猫又、白姫、唱猿、烏天狗。そして伊織たちの少年時代の出来事から向ヒ兎堂の秘密に迫っていく……!?都築兄弟の確執に加え、違式怪異取締局の局内政治もきな臭くなってきて、物語は風雲急を告げる展開に……!
向ヒ兎堂日記 4巻
時は明治。文明開化とともに「怪」と「陰陽師」の存在は不要とされる世の中になっていく。怪が見える貸本屋の主人伊織は、違式怪異取締局に隠れて怪を助ける相談所として日々暮らしている。そんな中、取締局内では怪退治の強硬路線を主張する鷲沢と都築の弟・辰二郎が実権を握ることに。都築(兄)の相棒だった仙石は、西から呼び戻された謎の陰陽師とコンビを組み怪退治の任務へ……。果たして、渦中の向ヒ兎堂はどうなってしまうのか……!?
向ヒ兎堂日記 5巻
時は明治。文明開化とともに「怪」と「陰陽師」の存在は不要とされる世の中になっていく。怪が見える貸本屋の主人伊織は、違式怪異取締局に隠れて怪を助ける相談所として日々暮らしている。一方、怪退治の強硬路線に舵を切る取締局に異を唱え、反旗を翻した都築は、伊織たち向ヒ兎堂のメンバーと共闘することを決意する……。そんな中、謎の怪が帝都を跳梁跋扈し始める。遂に違式怪異取締局、最大の作戦が始まった――。
向ヒ兎堂日記 6巻
怪が街に解き放たれ世間を騒がせる。そんな中、伊織たち向ヒ兎堂が取締局に立ち向かうべく動き出す……! 水面下で進行する「向ヒ兎堂」と「取締局」との対立。次々と明らかになる違式怪異の思惑。そして伊織たちが向かう先は、育った場所“怪の森”。そこで待ち受けている者とは……!? 物語が風雲急を告げる注目の第6巻! 雑誌掲載時に好評を博した番外編「都築と藤乃の出会いの話」も収録!
向ヒ兎堂日記 7巻
伊織達は捕らわれた怪(あやかし)達を助けるため、遂に違式怪異取締局に宣戦を布告する。狐の仮面を被った男が街に現れ局員を撹乱し始める。果たしてその真の目的とは一体…!? 怪救出作戦、いよいよクライマックス!! 核心へと迫る緊迫の第7巻!雑誌掲載時に好評を博した番外編「都築と藤乃の出会いの話 その2」も収録!
向ヒ兎堂日記 8巻(完)
伊織達は取締局に潜入し、捕らわれた怪(あやかし)達の救出に成功する。白姫と共に、育ての親である織がいる“怪の森”へと避難するのだった。そして伊織達は今までのこと、今後のこと、全ての後始末をつけることに…。大人気「明治あやかし貸本奇譚」、堂々の完結!! 大好評のミニ番外編も収録!
いろざし

いろざし

友禅染めの世界で“色”に迷って—— 実力派が描く、彷徨の果ての幻想浪漫!!(ヤングキング2023年24号)
試し読み
手のひらねこ

手のひらねこ

これは世界で一番小さな猫と男子高校生の、ちょっと不思議な心温まるお話。高校1年生の奏くんのもとに手のひらに乗るサイズの幻の猫「手のひらねこ」が現れた。気に入ると棲みついてくれるというのだが……!? 『向ヒ兎堂日記』『午後3時 雨宮教授のお茶の時間』の鷹野久、最新作。
午後3時 雨宮教授のお茶の時間

午後3時 雨宮教授のお茶の時間

「長く愛されるものには理由がある」……都心から少し離れた緑の多い街。その小高い丘にある大学・私立青葉学院大学。そこにイギリス文学とイギリスのお菓子を愛する教授がいた。その名は雨宮誠。たまに遊びにくる姪のサヤとともに、小腹が空く午後3時、今日はどんなお菓子を作ろうか?
バスキュレ

バスキュレ

「向ヒ兎堂日記」の鷹野久、最新作は“兎”が“狼”を支配する世界―――この塔のような国は、上階の1番街から13番街は兎が住み、それより下の階層には虐げられた狼が住んでいる。フロアは下へ行くほど治安も暮らしも悪くなり…そして…!? 圧倒的世界観で描く新感覚ファンタジー、待望の第1巻!