あらすじ熱病のような疾走の時代と共にアスファルトの向こうへと消え去った“f”。わずかに残された者たちの、かすかな記憶にその一文字は息づく。藤枝冬馬、17歳、高校二年。父の不正融資発覚から中学時に街を追われ、同時期に大好きな叔父もバイクで失くす。他人の目を避け、噂を恐れ、抑圧された若さは叔父の思い出に解放を求める。叔父、バイク、そして“f”……冬馬はまだ知らない。待望の第2巻!!