あらすじ

「喜ノ助(きのすけ)の呪いを解くために性行為をすると、夏目(なつめ)は山から降りられなくなる」――山の神から衝撃の事実を告げられた喜ノ助は、夏目を逃そうと説得。夏目が出した答えは―――?

実家の和菓子屋が倒産危機であることを知ったアラサーの夏目(なつめ)。借金を肩代わりしてくれるという縁談の相手は、半分たぬきの老舗旅館の若旦那!? セックスをしないと人間に化けられなくなってしまう呪いをかけられていて…? アラサー×半獣旦那の、もだキュン旅館繁盛記!

半獣若旦那の片想い(2)

実家の両親のため、宝条旅館で女将候補として働くことになった夏目(なつめ)だが、ロッカーにカミソリが…? 異変を感じた喜ノ助(きのすけ)は、夏目に異常がないか匂いを嗅ぐと言い出して…?

半獣若旦那の片想い(3)

「ぜってー振り向かせてやる!」 喜ノ助(きのすけ)に守られながら、旅館女将修行を続ける夏目(なつめ)。しかし他従業員のいやがらせはエスカレート、裸を他の男にみられそうに…!?

半獣若旦那の片想い(4)

サウナに閉じ込められた夏目(なつめ)を助けた喜ノ助(きのすけ)。「ここにいる間は、夏目のことを守らせてくれ」 ……まっすぐに気持ちを伝える喜ノ助に、こころをひらいていく夏目だが……

半獣若旦那の片想い(5)

祖母・梅(うめ)がもってきた「発情してイクまで治らない」媚薬を間違えて飲んでしまった夏目(なつめ)。はじめての症状がつらい夏目は、自慰の手伝いを喜ノ助(きのすけ)におねがいして…?

半獣若旦那の片想い(6)

夏目(なつめ)と喜ノ助(きのすけ)の家に迷い込んできた他の山のたぬきのチビちゃん。三人で過ごすうち「なんだか家族みたい」と、喜ノ助との生活に心地よさを感じている自分に気づいた夏目は…?

半獣若旦那の片想い(7)

両親を亡くした自分と重ね、チビちゃんを強く叱る喜ノ助(きのすけ)。彼が抱えてきた想いを知り思わず抱きしめた夏目(なつめ)だが、触れ合った体と心の反応が「今までとは違う」ことに気づく。チビちゃんを送るため、はじめて遠くに出かけたふたりは…

半獣若旦那の片想い(8)

トラブルにより、ラブホテルに泊まることになった夏目(なつめ)と喜ノ助(きのすけ)。「ラブホテル」を知らない喜ノ助は、無邪気にさまざまな装置に興味津々。たまらず「性行為を目的としたホテル」と教える夏目に、嫉妬した喜ノ助は態度を一変させて…?

半獣若旦那の片想い(9)

宝条旅館に現れたイケメン客は、夏目(なつめ)を婚約破棄した相手・歩! 敵意をむきだしにする喜ノ助(きのすけ)だが、婚約破棄は誤解であり、夏目を迎えにきたと誠実に話す歩。夏目の幸せを一番に考える喜ノ助は――

半獣若旦那の片想い(10)

夏目(なつめ)を迎えにきた元婚約者・歩の本性を知った喜ノ助(きのすけ)は、夏目の幸せを掛けた勝負を挑む。もし負けたら、二度と夏目の前に現れないと宣言する喜ノ助だが…?

半獣若旦那の片想い 11巻

気づかぬふりをしていた喜ノ助(きのすけ)への「好き」を自覚した夏目(なつめ)。おめかしして出かけたお祭りデートで「ずっと一緒にいたい」と、夏目は喜ノ助への想いをあふれさせて―――

半獣若旦那の片想い 12巻

「喜ノ助(きのすけ)の呪いを解くために性行為をすると、夏目(なつめ)は山から降りられなくなる」――山の神から衝撃の事実を告げられた喜ノ助は、夏目を逃そうと説得。夏目が出した答えは―――?

半獣若旦那の片想い 13巻

「安心して乱れろ」――ふたりで一緒に生きていくことをきめ、ついに結ばれる夏目(なつめ)と喜ノ助(きのすけ)。はじめて重ねる体は、嬉しくて、恥ずかしくて、でも気持ちよくて―――。

半獣若旦那の片想い 14巻

2度と家族に会えなくなっても、喜ノ助(きのすけ)とともに生きる決意をした夏目(なつめ)。そんな夏目を想う喜ノ助は、最高の結婚式にしようと思案。また、喜ノ助の祖母・梅もまた孫の幸せを考え…半獣若旦那とアラサーのえっちなピュア恋、ハッピー大団円!