新倉若菜は売れない恋愛小説家。破格のギャラに釣られて”極上のα”、多々良国光の取材を引き受けることに。弘侠会の若頭である多々良は美しくも謎が多い存在だった。彼に近づくために高級クラブに潜入した若菜は、突然初めての発情期に襲われる。目覚めたばかりのΩの性に戸惑う若菜と、濃厚なフェロモンに惹かれて群がる男たち。意思に反して疼くカラダは自制がきかなくて…絶体絶命のピンチにあらわれたのは、部下を連れた国光だった…!「こんな場所で発情しやがって…」乱暴な言葉とはうらはらに繊細な指先が、熱を持て余した若菜を絶頂へと追い込んでゆく--この感情は「愛」、それとも「本能」…?