人生における選択と決断の過酷さを秀逸&衝撃の世界観で描く『フールナイト』……人or植物どちらとして生きていくか?
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『フールナイト』(安田佳澄/小学館) なさそうと思いつつもしかしたら……と思わせる世界設定に息づく“リアリティ” 悲観的な世界観をベースにストーリーが紡がれていく作品に、言語化するのが難しいが、強いて言うなら“甘美”なテイストのようなものを
期待の新人が突きつける選択! ぶ厚い雲に覆われ陽が差さなくなった遥か未来の地球。植物が枯れ酸素も薄くなった世界。しかし人類は、人を植物に変える技術を開発し、わずかな酸素を作り出して生き延びていた。先の見えない世界でも人として生きるか、苦しみを捨て植物として新たな生へ踏み出すか。人々は選択を迫られる――