双子の兄妹である紅基(こうき)と那青(なお)。両想いな2人だが、“双子”であるため、想いを隠し合っていた。しかし、母から“本当は双子ではない”と告げられて……。さらに、紅基に恋する桃原(ももはら)さんと、そんな桃原さんに恋する紅基の親友・緑川(みどりかわ)。親友、友達、ライバル。ほんの少し不思議な関係の4人だが、季節を通して、絆を深めていく。しかし、いつまでも“このまま”とはいかないようで……。恋の歯車はゆっくりと動き動き始め……。双子の恋の結末は!?純度120%アンダンテ・ラブコメ、ついに完結。
うまく言えないのがもどかしいんですけど、 設定としては(失礼ですが)ベタなんですよね。 けど、すごくいいんです。 双子の兄妹なのたが、恋愛対象としてお互いに惹かれあっており、 でも、兄妹なのでその気持を隠して高校まで過ごす。 しかし、ひょんなことで、実は兄が養子だったという事実が発覚し、 更に意識していくという流れ。 義理の兄妹✕同居✕ラブコメ 的な流れは、幾度となく読んできて、 様式美すら感じるのですが、本作はそれでも、面白いんです。 二人とも一途に思い合っているのが伝わって、 脇見なしで一直線にぶつかっていく様は、 見ていてこっちが恥ずかしいやら、キュンキュンするやらで、 もうーたまりません!! 純度120%は言い得て妙だと思いました。 糖度が足りていないかたにおすすめしたい作品です。