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下のほうの兄さん略して“しもにぃ”とは! 百年橋千景は、世が世ならちょっといい名家のお嬢様。この国でも屈指の伝統を誇る彼女の家系は、突然の兄の死によって、お家断絶の危機を迎えていた。そんな中、血統存続のため 百年橋家に隠されていた禁断の秘伝がついに今…!?
下のほうの兄さん略して“しもにぃ”とは! 百年橋千景は、世が世ならちょっといい名家のお嬢様。この国でも屈指の伝統を誇る彼女の家系は、突然の兄の死によって、お家断絶の危機を迎えていた。そんな中、血統存続のため 百年橋家に隠されていた禁断の秘伝がついに今…!?
「ふたなり」は百合にとって、最大の禁忌の一つ。それ故にこの作品を試し読みした百合好きは、嫌悪の眼差しを向けるかもしれません。 また、そういう禁忌を超えた、新たな百合(?)が待っているのかも、という期待も、ラストに軽く打ち砕かれます。 そう、この作品は、百合ではありません! ……だとしたら、ふたなりでも問題なしですね!物凄く生々しくお下品な下ネタギャグを、心置きなく堪能していただきたい。 (補足すると、百合的な部分はネタとして笑いに昇華されていくので、百合ギャグ作品として捉えても全然アリだと思います。百合と捉えるかどうかは読む人次第という事で、ひとつ) とてつもなく古い一族の男系継承を守るため、亡き兄のイチモツを移植された女子高生と、彼女の為にあたふたする親友のお話……もうこの時点でどうかしている……。 ふたなりの秘密も命を狙われる危険も、とにかくあっけらかんと描き、イチモツのグロさも「グロい、グロいよ!」とギャアギャア笑いにしてしまいます。これが可笑しいんだ……。 女子高生の言葉と共に動くイチモツが、段々可愛く思えて来ます。横山まさみち先生のオットセイを思わせる、生きているみたいな?イチモツ表現は、意外とBL読者に親和性が高いかもしれません。あとは『寄生獣』が好きな方とか。