あらすじ3歳のときに両親を失った紅ネネは、13年間祖父に育てられてきた。旧城主の子孫である紅家には、かつての名残として土蔵と大きなイチョウの木が残されていた。やがて祖父は不思議な遺言を残して亡くなった。それは、イチョウの木のそばに素晴らしい遺産があるという言葉だった。祖父の死後、ネネに訪れる波乱を描いた「すばらしき遺産」の他、「エリカ風の中を行く」「エリカ赤いつむじ風」を収録。