あらすじ絶世の美少年に生まれた専十郎は、あまりにもの美しさに怯えた両親によって、顔を隠して生きてきた。本人は自分の顔が醜いからだと勘違いしており……。ある日貞操の危機に見舞われた専十郎は、街で有名なモテ男・六之進に助けられ、六之進に惚れてしまう。自分のような醜い者は釣り合わない、そう思っていたのに、専十郎の美しさにより歯車が狂いだし――。※井原西鶴の男色大鑑『身替りに立つ名も丸袖より』より