あらすじ

異世界へ魔女を戻しにきたディゴリーとポリーの一行だったが、辿り着いたのは、また別の世界だった。そこでアスランによるナルニア国創世を目の当たりにし、圧倒的な力に魅入られたディゴリー。ある願いのためにアスランと話をしようと追いかける。一方、アスランはナルニア国に悪が入り込んだと動物たちに告げるが…。世界最高のファンタジー長編をコミカライズ。繊細な筆致でナルニアの世界が描かれます。
ナルニア国物語 1 魔術師のおい 1

ディゴリーとポリーが忍び込んだアンドリュー叔父さんの部屋で見つけたのは魔法の指輪。その指輪に触ってしまったポリーは姿を消してしまう。異世界に送り込まれたというポリーをディゴリーは探し出せるのか?冒険が今始まる――! 世界最高のファンタジー長編をコミカライズ。繊細な筆致でナルニアの世界が描かれます。

ナルニア国物語 1 魔術師のおい 2

ディゴリーとポリーが魔法の指輪で次に迷い込んだのは荒れ果てた都市。ディゴリーは廃墟で見つけたベルとハンマーで悪の女王を復活させてしまう。逃げきれないディゴリーとポリーは――? 世界最高のファンタジー長編をコミカライズ。繊細な筆致でナルニアの世界が描かれます。

ナルニア国物語 1 魔術師のおい 3

自分たちの世界に魔女を連れてきてしまったディゴリーとポリー。魔女はアンドリュー伯父さんを従えロンドンの街で大暴れ! ディゴリーとポリーは魔女を元の世界に戻せるのか!? 世界最高のファンタジー長編をコミカライズ。繊細な筆致でナルニアの世界が描かれます。

ナルニア国物語 1 魔術師のおい 4

異世界へ魔女を戻しにきたディゴリーとポリーの一行だったが、辿り着いたのは、また別の世界だった。そこでアスランによるナルニア国創世を目の当たりにし、圧倒的な力に魅入られたディゴリー。ある願いのためにアスランと話をしようと追いかける。一方、アスランはナルニア国に悪が入り込んだと動物たちに告げるが…。世界最高のファンタジー長編をコミカライズ。繊細な筆致でナルニアの世界が描かれます。

ナルニア国物語 1 魔術師のおい 5

「魔術師のおい」完結巻! ナルニアを守るため、アスランからりリンゴを1個持ち帰ってくるよう頼まれたディゴリー。ポリーと一緒に遠くにある果樹園へ向かうが、そこには魔女が待ち伏せていた……! ディゴリーとポリーはアスランとの約束を果たせるのか、そして無事、元の世界へ戻ることができるのか…? 世界最高のファンタジー長編をコミカライズ。繊細な筆致でナルニアの世界が描かれます。

ナルニア国物語

このビッグタイトルが電子書籍限定なんてもったいない! #1巻応援

ナルニア国物語 C.S.ルイス 土屋京子 玉樹庵
sogor25
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「ナルニア国物語」といえば、言わずと知れた児童文学の金字塔。もともとは岩波書店から全7巻で発売され、映画化もされるなど、何かしらの形で物語に触れたことのある方も多いのではないのでしょうか。 実は、『ナルニア国物語』の原著の著作権保護期間が終了し、2016年に光文社から新訳版が発売されています。そしてその新訳版を原作とするコミカライズが今回、電子書籍単行本として発売されました。 新訳版の特徴として、翻訳がかなり現在の言葉遣いに寄せられていることが挙げられます。岩波書店版の翻訳も、例えば"Dawn Treader"という船の名前を"朝びらき丸"と訳したり、日本で馴染みのないターキッシュ・デライトというお菓子をプリンと訳したりと、独特の翻訳が人気のある作品ではありましたが、原典に忠実かつ現代的ない日本語を用いて翻訳がされており、今の子どもたちにとって読みやすい作品になっています。 また、『ナルニア国物語』は刊行順と作品内の時系列が異なる作品で、今回のコミカライズでは作中の時系列順に物語を並び替えて描かれいます。そのため、原作では6巻目にあたる「魔術師のおい」からコミカライズされています(ちなみに刊行順ではなく年代順に読むこと自体は原作者のC・S・ルイスさんが「どちらでも問題ない」という発言を残しているそうです)。 そして今回のコミカライズは、ストーリーが面白いのは勿論のこと、人物から背景、小物に至るまで緻密に描かれていて、マンガとして非常にクオリティの高い作品に仕上がっています。1巻の時点では本当の導入部分しか描かれておらず、場面転換もほとんどないにもかかわらず、絵の力とマンガとしての画面構成の力によって最後まで飽きさせない作りになっています。 なぜこれほどのビッグタイトル、しかも高クオリティの作品が電子書籍のみで発売されているのかは分かりませんが、もっと話題になるべき作品であることは間違いありません。 初めて読まれるというかたは是非ここから入ってほしいと思いますし、どこかで作品に触れたことのあるという方は、「本がすき。」というサイト( https://honsuki.jp/series/narunia )で刊行順で1番目、時系列では2番目にあたる「ライオンと魔女」を連載中のため、こちらをチェックしてみてもいいかもしれません。 1巻まで読了。