あらすじ

「言葉に出して言い続けたら本当になるかもなーーできないことでもさ」人を治す力を持つコッカ人はシトール人の戦争の道具として囚われ利用されていた。そんなコッカ人の中であっても、左腕を失い人を治す力のないジークは「コッカ人のなりそこない」と周りから遠巻きにされていた。戦争によって次々と失われていく命、何もできないジークにできることとは…?
ジークの左手
「言葉に出して言い続けたら本当になるかもなーーできないことでもさ」人を治す力を持つコッカ人はシトール人の戦争の道具として囚われ利用されていた。そんなコッカ人の中であっても、左腕を失い人を治す力のないジークは「コッカ人のなりそこない」と周りから遠巻きにされていた。戦争によって次々と失われていく命、何もできないジークにできることとは…?
ひとを編むひと

ひとを編むひと

行くあてのない少女・ティアが出会ったのは死体を運ぶ男。この死体を売ると人のためになるんだと言われ、役立つ人になりたい少女は謎の男・ジークについて行くことに。人のためになるというその死体の使い道とは…?
パスカルとバラの木【コミック版】

パスカルとバラの木【コミック版】

「まさか、食べ物と友達になるなんて…。」人間の血を吸わなくなった吸血鬼の唯一の食糧はバラ。いつもお腹を空かせているバラ栽培係の吸血鬼・パスカルは誤って自分の血をバラにかけてしまう。すると吸血鬼の血を吸ったバラと話せるようになってしまった!「僕が食べられないように守って。」バラの友達ができてしまったパスカルは、唯一の食糧であるバラが次第に食べられなくなってきて…。表題作『パスカルとバラの木』他、4作の読み切りを収録。優しく心に染み渡る、あべまりなの珠玉のファンタジー集。
グランプリ・プレリュード

グランプリ・プレリュード

少女ラナにだけカーレースの事故で死んだタックのパパが見える。「もう父さんはいないんだ。いい加減そういうこと言うのやめてくれ!」大好きなもので大切な人を失くし、あの時の事故が忘れられないタック。カーレースを大好きな気持ちを忘れてほしくない…そう思い行動に出るラナだけど――…。