あらすじ

ようやく軌道に乗ってきた在ラオ日本国大使館。しかし、そこへ専門調査員として赴任してきた真鍋愛美(まなべ・まなみ)はとんでもないツンデレ美女だった!海外で必要なのはブレない自分なのか、それとも郷に入っては郷に従う柔軟性なのか?美女に振り回されながら空土(からど)が見たのは、『日本人会』という海外にあるちっぽけな『日本』の存在感だった。謎のラオ人ボーイッシュガール、ケイトも登場して空土の周辺がますますにぎやかになる!!ゼロからの海外勤務ストーリー!
ジャポニカの歩き方(1)

初めて訪れた海外でヒドイ目にあい『二度と海外には行かない』と決意した青海空土(あおみ・からど)。しかし就活に失敗しニートになってしまった空土は、バイト先で知り合った外交官・横溝(よこみぞ)に、年齢制限もなく特別な資格がなくてもなれる『在外公館派遣員』になるよう誘われ、何とか試験に合格、在ラオ日本大使館に赴任した。純日本人・青海空土の海外でのお仕事ライフが始まる!作者の実体験を基に描いたプロローグ『ラオスのゆりこちゃん』も収録!

ジャポニカの歩き方(2)

在ラオ日本大使館に『在外公館派遣員』(要は使いっぱしり)として赴任した青海空土(あおみ・からど)。念願の仕事にありついて喜んだのも束の間、海外超初心者の彼に引越し早々の泥棒騒動、日本人が嫌いなホテル支配人との宿泊交渉、そしてアメリカ大使館への情報漏えい疑惑が降りかかる。どうする空土?何ができる空土!?海外におびえ、日本に帰りたがってばかりだったジャポニカ、今こそ変わる時!!

ジャポニカの歩き方(3)

在外公館派遣員としてラオの日本大使館で働くことになった主人公・青海空土(あおみ・からど)。空土はある日、横溝大使の娘・樹里(じゅり)が通うアメリカンスクールへの送り迎えをすることに。樹里を送り届けた空土は、車内に残されたお弁当箱に気付き後を追いかける。アメリカンスクールの自由な雰囲気の校舎を眺めつつ、樹里のいる教室に入ると――、日本では考えられない程に、騒ぎ立て授業妨害をする生徒達の姿が!?イメージとは大分違う自由すぎるアメリカンスクールに空土、驚愕!?

ジャポニカの歩き方(4)

ようやく軌道に乗ってきた在ラオ日本国大使館。しかし、そこへ専門調査員として赴任してきた真鍋愛美(まなべ・まなみ)はとんでもないツンデレ美女だった!海外で必要なのはブレない自分なのか、それとも郷に入っては郷に従う柔軟性なのか?美女に振り回されながら空土(からど)が見たのは、『日本人会』という海外にあるちっぽけな『日本』の存在感だった。謎のラオ人ボーイッシュガール、ケイトも登場して空土の周辺がますますにぎやかになる!!ゼロからの海外勤務ストーリー!

ジャポニカの歩き方(5)

在外公館派遣員としてラオ王国の日本大使館で働く主人公・青海空土(あおみ・からど)。ある日、マラリアで入院した日本人観光客の身元確認に行った空土だったが、その患者は偽造パスポートを使った中国人強盗団のメンバーだった!その後、強盗団の呼び出しに引っかかり、拘束されてしまった空土。その男の目的は?そして空土は危機から脱出できるのか!?他にも、人気作家の取材旅行をアテンドしたり、ラオに進出するコンビニのお手伝いをしたり、青海空土、異文化コミュニケーションに奮闘中!

ジャポニカの歩き方(6)

不発弾――、戦争が生み出した悲しみの傷痕。時間では治すことの出来ぬその傷を癒すため立ち上がれ!!在外公館派遣員としてラオの日本大使館で働く主人公・青海空土(あおみ・からど)。ある日、空土は、大使館の職場仲間であり友でもあるブウン・サッカリイの生い立ちを知ることに。混乱し動揺する空土だったが、影を背負わず明るく元気に生きるブウンと接し、自分が出来ることを考え始めるのだった――。

ジャポニカの歩き方(7)

パリへの応援出張からラオに戻った空土(からど)を待っていたのは、激化する民主化運動の波だった。しかもそのリーダーは、空土ともいい感じの仲だった王女・ケイト。彼女と会いたいという思いとは裏腹に、空土たちには国外退避勧告が下ってしまう。果たして空土たちラオで働く日本人の運命は?そしてラオ王国の行き着く先は?海外で働くことの意味と醍醐味をギュッと詰め込んだ感動の最終巻!