あらすじ亡き妻・薫のふりをして、スカートをはいて日向さんのもとを訪れる准さんの努力の結果、日向さんは回復し始めるが、幸せは束の間。日向さんは怪我を負い、体を蝕む病が残りわずかな余命を加速させる。「スカート」をはくのは、自分の幸せのためか、彼の幸せのためか――? 准さんは、ある決意を胸にする!
上下巻、あっという間に読み終わり、悲しく切なく、老いること誰かを想うことってとても素敵なことだと思った。 昔好きだった人が、自分と同じ老人ホームへ。 ホーム内でも色々ある。やはり人間。 日向さんと准さんが若き頃、准さんの様な想いを秘めた人も沢山いたんだろうなと想像する。 人は必ず老いていく。 老いって、自分も理解しているようで、きっとその時が訪れて経験しないと分からないことが沢山あると思う。 准さんの真っ直ぐな日向さんへの想いと行動に私は感動するとともに、歳をとると言うことについても考えさせられました。