あらすじ

ある晩、円造の同僚である美鈴は、帰り道で誰かに尾行されていることに気付く。一人で家に帰るのが怖ろしくなり、思わず円造の家へと逃げ込んでしまうが…。同じ頃、円造と七海に差し入れを届けに来た雪水は、降矢家を覗き込む不審な人物を目撃する。しかし、円造が美鈴といることを知り、何も伝えずに立ち去ってしまい…。そして、この日のことが原因で、降矢家に思いもよらぬ災難が降りかかることに!?

男好きで有名だった女優の降矢百合子は結婚・離婚を繰り返し、それぞれ父親の違う5人の子供たちを残して8年前に他界した。子供たちに残されたのは、少しばかりの貯金と、自分のたちの住む家だけであった。そんな子供たちの長兄・円造は、かつて手のつけられない不良だったが、現在は中学の美術教師で、降矢家の大黒柱的存在。OLの長女・志麻、高校生の二女・ひなた、双子の中学生・灰二と龍之介、そして娘・七海の5人を支え、家族を命にかえても守りたいと願う。そんな降矢家の家族の絆を描いたファミリードラマ!

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いつかお金を貯めて、材料や栄養成分表示にこだわった、ヘルシー料理のお店を出すのが夢だと語る、降矢家の長男で大黒柱的存在の円造。そんな彼が作る、バランスの取れた食事に慣れてしまっていた弟の灰二は、クラスメートとの会話で、思わずビタミンの話をしてしまう。ヘルシーだの健康にこだわるのはダサいと言われた灰二は、その日から円造に反抗し始めるが…。一方円造は、同僚の美人教師・金子美鈴が気になり始めて…!?

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アトピーのため猫を抱くことができない七海は、白い猫の刺繍の入った枕カバーが大のお気に入り。片時も手放さない七海だが、次女のひなたが小さい頃から使っているため、アトピーの七海にとっては不衛生極まりないと考える円造。いい加減捨ててしまいたいのだが、枕カバーがないことに気付いた七海は…!?

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ささいなことで生徒に説教する度、本当の意味で他人に説教する資格を持っているのかと悩む中学の美術教師・円造は、同僚の美人教師・美鈴にそんな悩みを打ち明ける。美鈴は、ストレスが原因ではないかと言うが…。娘・七海の病気、降矢家の金銭面の不安、弟・灰二の生意気な性格、ケンカしていない、女とヤッていないなど、思い返せばストレスだらけの毎日であることに気付く。そんな時、不良時代の後輩と再会した円造は、彼が働いているというバーに誘われるのだが、そこはボッタクリバーで…。

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ある晩、円造の同僚である美鈴は、帰り道で誰かに尾行されていることに気付く。一人で家に帰るのが怖ろしくなり、思わず円造の家へと逃げ込んでしまうが…。同じ頃、円造と七海に差し入れを届けに来た雪水は、降矢家を覗き込む不審な人物を目撃する。しかし、円造が美鈴といることを知り、何も伝えずに立ち去ってしまい…。そして、この日のことが原因で、降矢家に思いもよらぬ災難が降りかかることに!?

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自宅の全焼に、娘・七海の治療費など、とにかくお金が必要な円造は、夜、ホストクラブでのバイトを始める。そんな円造を助けようと、同僚の美鈴も居酒屋でバイトを始めるのだが…もちろん教師はバイト禁止。そんなある日、学校の壁に『うちの学校の教師○○は、偽名を使って夜の店でバイトをしている!!』と書かれた貼紙が貼られていて!?ついにバレてしまったと思った円造だが…?

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夜のバイトが発覚して謹慎処分を受けた円造は、友人のトーキとその息子・ユカイに、沖縄へと招待される。七海と共に沖縄に行くことにした円造は、沖縄の美しい海や、ゆっくりと流れる時間に触れ、自分に欠けていたものは心の余裕だったと気付く。そんな円造とトーキは、飛び入りOKで賞金10万円のビーチバレー大会に参加する。その会場で淋し気な立ち姿の女性を目にした円造は…。

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ある日、円造たちが家に帰ると、そこには見知らぬ男が…。泥棒ではないかと怯える志麻だが、なんと彼は円造が3歳の時に蒸発した父親だった。帰る所がないので、しばらくやっかいになると言う父親に、心の整理がつかない円造。しかし、娘の七海は、円造と父親がそっくりだと喜び、すっかり懐いてしまう。父親に過去の事を何ひとつ聞けずに時間だけが過ぎていくが…突然現れた父親の真意とは!?

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肝臓ガンで突然他界してしまった円造の父が残した遺産は200億円!!その全てを息子の円造に譲ると遺言状に遺すが、父の妹夫婦とその娘の加世が、200億円を狙い円造に近づく。1ヵ月で円造を落とし、その後、遺産の200億を手にすると自信満々の加世。彼氏もいらないし、結婚もしないと言う加世の過去にはいったい何が…!?

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降矢家の長女・志麻の年下の彼・尚幸がバイク事故で亡くなって数ヵ月が過ぎた。男子学生たちを見ていると息が詰まりそうになる志麻が彼のことを笑って思い出すには、まだ時間がかかりそうだった。そんなある夜、夢に現れた尚幸が恋愛に臆病にならないで、と告げる。そして、久し振りに父親に会った帰りの列車の中で、尚幸によく似た若者に出会った志麻は、彼に魅かれる自分を感じるのだが…。

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休日を娘の七海と過ごす七海デーのこの日は、二人で野山に植物採集にやって来た円造。そこで道に迷ってしまい、通りかかったおばあさんに道を尋ねるのだが…おばあさんは円造を見るなり、突然「裕三が帰って来たと」叫び出して!?――実は、25年前に家を出たきり音信不通の息子・裕三が円造によく似ているらしく、本来なら50歳を過ぎている筈の息子も、おばあさんの中では26歳当時のまま。そのことから、おばあさんの娘に「今晩だけでも兄の裕三になってくれないか」と頼まれ、裕三のフリをする円造だが…。

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円造に好意を抱く同僚の教師・美鈴は、降矢家の複雑な家庭環境に入り込めず、思い悩んでいた。円造からも事あるごとに家族の問題だからと言われ、落ち込む美鈴。だが円造も、いつか美鈴に嫌われるのではないかと、二人の仲の進展を躊躇していた。そんな時、美鈴にお見合い話が持ち上がる。それを聞いた円造は思い切って…!?

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遠回りに迷い道の末、ようやく結ばれた円造と美鈴。不良だった10代の頃は何事にも自信満々だった円造だが、大切な家族が増える度、うれしい反面責任が重くなり不安を感じるようになっていた。その夜、円造は美鈴に憧れている弟の灰二に、灰二と龍之介の高校受験が終わった後、美鈴と結婚したいと告げる。それぞれに悩みを抱える降矢家は、何かが変わろうとしていた…。

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降矢家の次女・ひなたの実の母親は、他の兄妹の母親・百合子ではなく、百合子の親友だった女性・光枝。それを知っているのは、ひなたの父・狩野と円造の二人だけであった。ある日、その狩野が、何の連絡もなく突然円造を訪ね、ひなたを引き取りたいと告げる…。そんな時、友人について行った区役所で戸籍謄本を取った灰二は、ひなたの母親が自分たちと違うことを知ってしまう。灰二は円造を問いつめるが、人一倍傷つきやすいひなたには黙っていろと言われ…。家族の絆が、少しずつほころび始めていた……。

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ひなたの母親のことがきっかけで、ひなたへの想いに気づいた灰二は、退院後、降矢家には戻らず父親の家へ帰った。ひなた自身も父・狩野から真実を聞き、円造も兄妹に全てを打ち明ける。だが、以前のままでいようとするひなたに対して、逆に気をつかいすぎる兄妹たちに疎外感を感じたひなたは、実の母・光枝の墓参りの後、降矢家に帰らず…。そして、そんなひなたを見つけた灰二はついに……!?ひなたを巡ってほころび始めた家族の絆は、志麻や龍乃介にも影響を与え、彼らを変えていく。円造が大切に守ってきた家族はどうなってしまうのか…!?家族の絆を描いたファミリードラマ、いよいよ完結!

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