No.2春野昼下読切クチコミなし投稿する【少年ジャンプ+漫画賞2022年冬期】テニスのNo.1プレーヤーを目指すものの、体格に恵まれない隅田。同じクラブの矢部に負けっぱなしの日々だった。しかしある日、身長が2.4mまで伸びる。敵なしとなった隅田だが、どこか虚しさが残り…。作品を読む
フーディーズ亜樹直中西淳ショーキチ読切1件のクチコミ『神の雫』の亜樹直 原作で贈る、垂涎のグルメ読み切り!! 会社の司令でグルメレビューサイトを立ち上げることになった主人公・頂拓味。本物のグルメレビューを提供してくれる「フーディー」と呼ばれる食通たちを探して、名だたる名店へ足を運ぶ。そこで出会ったのは、超個性的なフーディーと心躍る絶品料理だった!!(週刊ヤングマガジン2024年49号/前編)作品を読む
どうしよう一斗缶読切3件のクチコミクラスの代表として、先生の誕生日にケーキを用意していた女子高生・山田。一方、たまたま煙草を吸いに行った先生は、家庭科室にてとんでもない状態の山田と鉢合わせるのだった…!作品を読む
ルックバック(読切)藤本タツキ読切7件のクチコミ学生新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートからは絶賛を受けていたが、ある日、不登校の同級生・京本の4コマを載せたいと先生から告げられるが…!?作品を読む
現在、マンガワンで『暑がりヒナタさんと寒がりヨザキくん』を連載中のますだ悠さんによる読切です。こちらの作品で「第1回YGマンガ大賞]入選&審査員特別賞」を獲ったそうですが、さもありなん。あまりにも完璧な読切で身震いしました。もう大好きです。 “今思うとずっと姪のことを憐れんでいたと思う” という手書きのモノローグから始まるこの物語は、物書きになりたいという夢を果たせずOLとして無感情に働くさゆりと、彼女の姪であり夢を追いギターの弾き語りをするゆづはの二人に焦点が当てられ進行していきます。 さゆりが如何にして夢を抱き、それを叶える為に周囲の反対も跳ね除けて努力し続けて、そして結果的に挫折するに至ったか。それは悲しい物語ですが、夢を持ちながら叶えられなかった多くの人が共感する在り方でしょう。 姪には自分と同じような想いを味わって欲しくないと思いながらも、渦中のゆづはは目を輝かせながら夢を叶える為に邁進していく。その時の複雑な胸中が見て取れます。それはやがて今の自分のようになってしまう可能性が高いという単純な心配や憐憫だけではなく、もしかしたら嫉妬のような感情も入り混じるものだったかもしれません。 最後まで連綿と続く手書きのモノローグと、「姪っ子の歌」というタイトルが重なった時、破れた夢の果てに生まれた物を目の当たりにした時、最大の感動が押し寄せました。かつて自分から生じた情熱が今は冷めてしまっていても、往時には新たな土で萌芽を誘っており、そこで咲いた小さな花が再び冷めた自分にも熱を灯す。そんな在り方に尊さを覚えました。 二人の絆に胸が暖かく、熱くなる素晴らしい物語でした。会社が違うので難しいかもしれませんが、『暑がりヒナタさんと寒がりヨザキくん』が単行本化される際などに収録して欲しいなぁと思います。話題にならずに埋もれてしまうにはあまりにも惜しい作品です。