庶民の父と末端貴族の母の間に生まれた私・フィアラ。幼い頃から家では家政婦扱いで、母は妹を溺愛しており、勉強を頑張っても進学させてもらえず――。「ならこんな家、出ていってやる……!!」
幼い頃から家では家政婦扱い、母は妹を溺愛し、勉強を頑張っても進学させてもらえず家を飛び出した私・フィアラ。王都を目指して旅する途中、ひとりの魔術師・ザクと出会う。彼と触れ合った瞬間浄化の力が開眼し、ザクの体を蝕んでいた呪いを解いた私はザク専属の浄化師になることとなった。今まで不幸な毎日を送っていた私にいろいろ与えてくれる彼の傍にいてもいい存在になるため私は魔法師団へ入団した――。
幼い頃から家では家政婦扱い、母は妹を溺愛し、勉強を頑張っても進学させてもらえず家を飛び出した私・フィアラ。王都を目指して旅する途中、ひとりの魔術師・ザクと出会う。過去の記憶を取り戻したフィアラとザク。幸せな時間が流れると思った矢先ゼクライエの魔法によりフィアラが攫われてしまう。フィアラを助けるためザクが動き始める――。その頃、フィアラは遠く離れた東の大陸に飛ばされていた。そこで待っていたのは――。