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人の心の闇に潜む〃魔性〃が香りたつ!! コミック界の鬼才が、満を持して描く、絢爛たるエロスと幻想の世界!! 会社の部下で不倫相手の木戸彩香から、“情事の最中、首を締めるとよけいに感じる”と言われた男は、その危険な快感に溺れていく。ある日、この危険な情事が終わったあと、男は彩香が息をしていないことに気づき、びっくりして部屋を逃げ出し、妻の待つ家へと帰る。そこで、家庭の大切さを思い知る。びくつきながらの週末が過ぎていった。そして週明け、恐る恐る会社に行ってみると……。(第1話) 産婦人科医の園井のもとに一人の美しい女の患者が来院する。早速診察に取りかかった園井だが、驚くべきことに、その女性の秘部には小さなピアスが光っていた!!そして後日、園井はあるパーティーで、旧友の妻としてその女性と再会する。思わぬ再会に驚きを隠せない園井に、旧友は不信の目を向けるのだった。(第2話) 目次 第1話 水中花 第2話 ピアス 第3話 魔都 第4話 夕雨子のころ 第5話 泉の淵 第6話 鬼火 第7話 肌の記憶
何年か前に古本屋で購入したものの当時は劇画の面白さがよく分からず積読したままになっていましたが、あれから電子書籍化されたことを知ったので改めて読んでみると途中で辞められないくらい面白かった。自分の内面の変化にも驚きです。内容としてはタイトルにある通りの耽美でエロスな短編集といった感じでしょうか。とにかく絵で魅せるところはさすが池上遼一先生です。余談ですが売れない漫画家の青年が登場する話があり、その青年の描いた作品名が阿佐ヶ谷エレジーで「ガロでは食えない」というセリフがあったのが面白かったです。