あらすじ

デリヘルの聖地・鶯谷、長野県随一の歓楽街・権堂、人気のない場所で逢瀬を楽しむ“車内プレイ”‥‥。風俗を心の拠り所とする中堅商社マン・山下貴大に突如告げられた「海外赴任」の辞令。出国を前に、33歳の独身男が会いに向かったのは、かつて自分の部下として働き、風俗嬢となって退社した郷田のもとだった。ラスト3話を大長編90Pで送る、哀愁滲む最終巻。
匿名の彼女たち 1巻

なまえを変えるには、嘘を言うには理由(ワケ)がある。――道玄坂、歌舞伎町、大塚、栄、古町、青森、飛田、そして自宅。男と女と“金”がある限り、生まれる“愛”と“業(ごう)”。中堅商社勤務の独身男(32)が日本全国の「嬢」と触れ合う、エロくて生々しくて、ちょっぴり温かい風俗叙情詩。

匿名の彼女たち(2)

外国人だらけの風俗島・渡鹿野島(わたかのじま)。日本三大歓楽街の2つ、中洲(なかす)、すすきの。ポッチャリゆえ至高、マットプレイ。たまにはある、ハズレ。見られる楽しさ、オナクラ。震災の爪痕が色濃く残る色街・小名浜(おなはま)。そして、寂しさとイヤらしさと純情と……店外デート。書店員、漫画家、エロ業界から絶賛を受けた本作が、さらに叙情感と旅情感とむなしさをアップさせて登場!

匿名の彼女たち(3)

33歳。彼女なし独身。中堅商社勤務。そんな主人公・山下貴大の唯一の趣味は、風俗通い。宝山寺、高円寺、歌舞伎町、吉原、川崎堀之内、八重垣新地、渋谷…。男と女と「金」がある限り、生まれる「愛」と「業」。男なら誰もが夢見るあのプレイに手を出したかと思えば、初風俗や彼女のことを思い出し、ちょっぴりセンチな気分になったり。そんなエロくて、生々しくて、ちょっぴり温かい、たそがれ風俗叙情詩。

匿名の彼女たち(4)

南国の魅力溢れる街・辻、風光明媚な色街・雄琴、“NK流”でかつて一世を風靡した街・西川口、水戸を賑わす快楽の園・天王町……。たいして出世するわけでもなく、まだまだ仕事で楽できるわけでもない。33歳の中堅商社マン・山下貴大(やました・たかひろ/独身)にとって、風俗こそが癒やしの空間。ひとときの快楽を求めて、今日も儚い一期一会を繰り返す……。不定期連載なのに大人気。独り身会社員のたそがれ風俗叙情詩!

匿名の彼女たち(5)

女子大生風俗嬢が集う街・八王子、消えゆく日本の裏文化遺産・ストリップ劇場、関西随一のソープ街・福原、杜の都の歓楽街・国分町……。中堅商社勤務の33歳、山下貴大にとって、風俗こそが心の拠り所。様々な色街での出会いに加え、今巻では山下が3つのプレイに初挑戦。日本全国で新たな性の扉を開く第5巻。

匿名の彼女たち(6)

デリヘルの聖地・鶯谷、長野県随一の歓楽街・権堂、人気のない場所で逢瀬を楽しむ“車内プレイ”‥‥。風俗を心の拠り所とする中堅商社マン・山下貴大に突如告げられた「海外赴任」の辞令。出国を前に、33歳の独身男が会いに向かったのは、かつて自分の部下として働き、風俗嬢となって退社した郷田のもとだった。ラスト3話を大長編90Pで送る、哀愁滲む最終巻。