あらすじ

勝手気ままに勢力を広げつつあった播堂組が四国に手を伸ばすのを恐れ、松山の伊達組十四代目組長(武吉の父)のもとに集まった四国の親分衆。ほとんど廃業状態の伊達組ながら、何か問題が起こるとやはり名門・伊達組が頼られてしまうのだった。そんな中、伊達組十四代目組長が突如何者かに襲われ、命を落としてしまう。一方、気ままな旅を続けていた伊達武吉達は、一晩やっかいになったヤクザの抗争の手助けをした後、武吉の故郷・松山へと渡る。そして、その船上、武吉はヤクザの世界に身を置く決意を固めるのだった。男達の戦いのあとに残るものとは……?風雲急を告げる最終巻!!
ドン<極道水滸伝>(1) 鳴動編

江戸時代から続く名門中の名門、松山伊達一家。その親分である伊達武吉は、単身赤岩組に乗り込み、その組事務所を壊滅させる。時を同じくして、大阪では、ヒョロ健こと島地健三が、因縁をつけられた大阪日水組組員に警察官から奪い取ったピストルを乱射する事件が起きていた。護送車のなかで出会う、無鉄砲な若者2人。暴力団に単身でたちむかった一匹狼の暴力犯罪者ばかりを集めた刑務所、鳥取・旭日刑務所に運ばれる……。壮大な夢と野望をかけて激突する男のロマン!!

ドン<極道水滸伝>(2) 疾風編

徐々に勢力を広げ始めた播堂組。その組長である室戸正一は、播堂組を連合体にし、本家を広島に置く代わりに、各地のシマを各々自分達で切り拓いていく指示を出す。そして、その第1歩を神戸と名指しする。神戸・二美会と全面戦争を画策するが……。一方、その頃、伊達武吉は自分を慕うヒョロ健(島地健三)、平平吉とともに神戸・二美会のシマで行なわれていたイカサマの賭けボクシング会場・法仏寺を訪れていた。

ドン<極道水滸伝>(3) 怒濤編

勝手気ままに勢力を広げつつあった播堂組が四国に手を伸ばすのを恐れ、松山の伊達組十四代目組長(武吉の父)のもとに集まった四国の親分衆。ほとんど廃業状態の伊達組ながら、何か問題が起こるとやはり名門・伊達組が頼られてしまうのだった。そんな中、伊達組十四代目組長が突如何者かに襲われ、命を落としてしまう。一方、気ままな旅を続けていた伊達武吉達は、一晩やっかいになったヤクザの抗争の手助けをした後、武吉の故郷・松山へと渡る。そして、その船上、武吉はヤクザの世界に身を置く決意を固めるのだった。男達の戦いのあとに残るものとは……?風雲急を告げる最終巻!!