勝手気ままに勢力を広げつつあった播堂組が四国に手を伸ばすのを恐れ、松山の伊達組十四代目組長(武吉の父)のもとに集まった四国の親分衆。ほとんど廃業状態の伊達組ながら、何か問題が起こるとやはり名門・伊達組が頼られてしまうのだった。そんな中、伊達組十四代目組長が突如何者かに襲われ、命を落としてしまう。一方、気ままな旅を続けていた伊達武吉達は、一晩やっかいになったヤクザの抗争の手助けをした後、武吉の故郷・松山へと渡る。そして、その船上、武吉はヤクザの世界に身を置く決意を固めるのだった。男達の戦いのあとに残るものとは……?風雲急を告げる最終巻!!
ドン<極道水滸伝>とあるが水滸伝に関係あるかと言われると難しい面もあるが個人的にはすごい好きなマンガではある。 主人公の伊達武吉は喧嘩は強い/頭もいい/何よりもカリスマ性もある。持ち前の能力を駆使することはせずに困った人を助ける時にしか使わない。その辺の人間性の惚れ込んで一癖も二癖もあるメンツが武吉のところに集まり、日本の極道を1つにまとめるためことを目標にした「播堂組」の室戸正一と争うことになる。巻数が少ないマンガで本宮ひろ志作品の面白さを知りたいなら俺はこれを勧めます。