あらすじ

幼い日に殺した虫たちが女の子に化けて襲ってくる―― その名も「蟲の怨返し」―― 「君、可愛いけど正体は虫だな!!」
クモノイト~蟲の怨返し~ : 1

幼い日に殺した虫たちが女の子に化けて襲ってくる―― その名も「蟲の怨返し」―― 「君、可愛いけど正体は虫だな!!」

クモノイト~蟲の怨返し~ : 2

次々と襲い掛かってくる虫たちに、為す術がない恩田の前に救いの手が。正に「蜘蛛の糸」のごとく――

クモノイト~蟲の怨返し~ : 3

蟲の怨返しのラスボス登場。恩田は死ぬしかないのか…? 著者の虫への深い愛情が込められた最終巻。

クモノイト~蟲の怨返し~

「虫」というハードルはあるが先が気になる作品 #1巻応援

クモノイト~蟲の怨返し~ 荒巻美由希
なかやま
なかやま

作品のタイトル通り「虫」です! 全話余すところなく「虫」!苦手な人は生理的に受け付けないはず そこを無理に「虫は出てくるけど、いいですよ!」で読んでもらうのはちょっと違うと思うので、虫は嫌いだけどちょっと気になった人は、作者さんの過去作 時忘の捨姫 をどうぞ あらすじ 主人公の恩田は子供の頃から虫が好きだった ただ、誰しもが持っている子供時代の無邪気な無残さによって多くの虫を興味本位から殺してしまっている 大人になった恩田にその虫たちが【怨】を返しに来る・・・ 私の感想ですが「虫」が出るは出るのですが、イメージとして"グロい"というのは感じませんでした、どことなくギャクテイストです。 これが意図したものなのか?それとも読むハードルを落とすためのものなのか?が個人的に非常に気になっています。 この作者さんの作品を読むとなかなか知的な主人公たちが登場するので、現状「虫」たちにかき回されている恩田くんがバケる可能性も大いにあるかと思っています。 先の展開も気になる作品です。 そしていい感じに着地点が見えないのも個人的にポイント高いです。 完全に「怨」で終わるのか、それとも「恩」が出てくるのか? 完全にバッドエンドで終わることも、この主人公だったらみんな納得はできるけど、もう少し足掻く部分を見てみたい気もする! そしてタイトルの クモノイト ですが、1巻時点では蜘蛛は出てきていません・・・ 二巻が気になる注目作です