あらすじ

南雲への想いに踏ん切りをつけようとする巴。しかしその思いを溶かすような南雲の優しさに、どうしても決心ができないでいた。一方の南雲は巴の父親に気持ちを見透かされ釘を刺されてしまう。
0パーセントの花束 1ひら

大企業の社長である父と優秀な兄・航に 劣等感を感じている巴は世話役の南雲と共に離れで生活をしていた。しかし、南雲は春から兄の秘書になることが決まっている。南雲への気落ちを押し殺し、一人で平気なふりをする巴と南雲の思いは交わらない。「出会わなければよかった」巴のその気持ちは本心かそれとも――。

0パーセントの花束 2ひら

南雲への想いに踏ん切りをつけようとする巴。しかしその思いを溶かすような南雲の優しさに、どうしても決心ができないでいた。一方の南雲は巴の父親に気持ちを見透かされ釘を刺されてしまう。

0パーセントの花束 3ひら

中学時代に巴の世話係として雇われた南雲。慣れない家事に悪戦苦闘するもクビにならいようにと奮闘する。肝心の巴は離さず部屋からも出てこない。楽だと思いながらも違和感を感じる南雲だが孤独抱えた巴が精一杯の勇気を振り絞り出したのは小さなSOSだった。

0パーセントの花束 4ひら

巴に自分の気持ちを伝えた南雲。突然の告白に動揺し、冗談として流そうとするが、南雲はそれを許さなかった。翌日、何事も無かったように接する南雲に困惑しつつも安堵した巴だが――。

0パーセントの花束 5ひら1巻

南雲の未来を考え離れることを決心した巴。バイト先も変え、南雲が気づいた時には消えるように消息を絶っていた。巴の父親のせいだと激昂する南雲だが、原因が自分にあると気づき――?

0パーセントの花束 5ひら2巻

実家から飛び出した巴は、別店舗の花屋でバイトをしながら生計を立てていた。勤務先で大きなパーティの飾り付けに駆り出された巴は、そこで運命が大きく動き始める再会をする。

0パーセントの花束 6ひら1巻

数年振りの思わぬ再会。抑えていた気持ちが溢れてしまった南雲に巴は必死に己の気持ちをひた隠しにする。しかし、今までに見たことのなかった南雲の涙に二人の気持ちが溶け合い交わっていく。

0パーセントの花束 6ひら2巻

ずっとお互いを想い続けた片想いはついに実を結ぶ。これまでの過去を吹っ切るように南雲はお世話になった施設の園長に挨拶に行き、巴は母の墓参りにいき大切な人と南雲を紹介する。