大学生の碧は、貧血で倒れたところを「ゆきうさぎ」という小料理屋の青年店主・大樹に助けられる。ある事情から、ご飯が食べられなくなってしまった碧だったが、大樹の作る料理や食べっぷりに心惹かれていき……。オレンジ文庫の大人気作をコミカライズ!
ある事情からご飯が食べられなくなってしまった碧だったが、大樹のつくるご飯だけは食べることが出来た。碧は「ゆきうさぎ」でバイトをすることになり、順調に食欲も戻ってきたが、父親との関係は…?
母の死から、食欲不振になっていた碧は大樹のつくるご飯で次第に体調が戻ってきた。そんなある日の夏、突然見知らぬ男性が閉店後の「ゆきうさぎ」を訪れる。彼は向かいの洋菓子店「桜屋」の息子・蓮。実家に黙ってフランスから帰ってきて――!?
パリから帰ってきた洋菓子店「桜屋」の息子・蓮は、店を継がず知人の洋菓子店で働き始める。その行動に納得がいかない妹の星花は……。
碧の夏休みも終わり、「ゆきうさぎ」でのアルバイト生活にも慣れ始めた頃、大樹がバイトを増やすと碧に伝える。店の前で募集用紙を見つめていた三ヶ田菜穂という女性は何やらワケありのようで――?
三ヶ田菜穂が「ゆきうさぎ」でミケと呼ばれアルバイトをすることになって1ヶ月、菜穂の母親が「ゆきうさぎ」にやってくる。娘の生活を心配している母の言葉に菜穂は反発してしまい……。
「ゆきうさぎ」で働き始めて半年あまりの碧は、常連客の顔と名前は完璧に把握していた。そんな頃、ふらりと店に入ってきたのは険のある雰囲気をまとった新客で――?
情報誌に掲載され新客が増えた「ゆきうさぎ」。ある日、若い女性客から料理に髪の毛が入っているとクレームを受けてしまう。疲れた様子の大樹に碧が作った料理は――。
大学の試験明け、久しぶりの「ゆきうさぎ」へ訪れる碧。そこでは裏メニューの角煮を作っていた大樹がいた。先代女将の味に近づけたいと思い、常連に味の意見を聞こうとしたけれど――。ほっこり優しい「美味しい」が聞こえる物語、完結!