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小学３年生の菊池宝は将棋と出会い、いつしか夢中に！ はじめて足を踏み入れた町の将棋道場、子ども将棋大会、プロ棋士による指導対局、憧れの将棋会館、将棋を通じて知り合った仲間たち。将棋が好きなすべての子どもたちが歩む道のりを辿った１巻。
小学４年生の宝の夢は、プロ棋士になること！ 仲間と一緒に夢を追いかけ、今日も将棋漬けの日々。そしてやってきた奨励会試験の日。暑い夏、夢を賭けて友と戦う。はたして宝の夢は叶うのか？ 戦いの先にあるものは？ どん底に落ちてからの戦いを描く完結巻。
「ひらけ駒！」の続きかと思って読み始めるとそうではないのでガッカリするかもしれない…。これは途中で連載が終わってしまったことに対する南Q太先生のリベンジなんだと思います。最初は主人公の宝くんが将棋にハマり出した頃から始まるので「ひらけ駒！」と内容が重複してしまうのですが、2巻の後半くらいから宝くんが中学生になり奨励会の入会試験を受けるエピソードが始まります。あとがきには『思い描いてたところまで描けました』とありました。実際に南Q太先生の息子さんが将棋をされているそうで、最終回は現実とリンクするところがあったんだろうなと思いながら読みました。しみじみ。