ライトノベル作家の猫田聡は自身の本が時代遅れであること、また自分の大ファンだという担当編集・古屋辰巳からの無意識的なプレッシャーにより不眠に悩まされていた。そんなとき、大学の先輩から『添い寝』を生業とする男・荒牧羊を紹介される。押し切られる形で家にあげることになってしまうが、軽薄そうな見た目と違い話し易く”仕事”を完璧にこなす羊。それでも解消されない心労でボロボロになっていた猫田に、添い寝だけではなく手コキ、フェラetc…休む間もない快楽でドロドロにされてしまう。そんな中、羊とばったり出くわした辰巳が放った「クズ野郎」という言葉の意味とは…? タイプの違う2人の年下に翻弄される快楽に弱い年上作家、前途多難な三つ巴ラブ。
猫田との打ち合わせの後、満員のエレベーターで猫田の体温と匂いを感じ勃起してしまった辰巳。異変に気付いた猫田は辰巳をトイレに避難させ出て行こうとするも、辰巳は傍にいてほしいと言う。自分にしがみつき、必死にオナニーをする辰巳が可愛く見えてしまった猫田は思わずキスをしてしまうと、辰巳は想いを溢れさせ、ついに自分の想いを告げたのだった。急なことで戸惑い自宅に帰っても上の空の猫田から事のあらましを聞き、あれだけゲイであることをひた隠しにしてきたのにと憤慨する羊。何よりも二人が付き合い始めると、猫田との生活もできなくなってしまう。家主と居候、それだけの関係でしかなかったはずなのに――羊はようやく自分の気持ちに向き合うことになる。