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小日向希儚72歳。死を目前にした男が走馬灯のように振り返る人生の数々…子供から大人になり家族を持つことの意味とは…!? 作者・柳内大樹の実体験がエッセンスに入った家族の絆が描かれたハートフルストーリー!
小日向希儚72歳。死を目前にした男が走馬灯のように振り返る人生の数々…子供から大人になり家族を持つことの意味とは…!? 作者・柳内大樹の実体験がエッセンスに入った家族の絆が描かれたハートフルストーリー!
主人公が4歳の時から大人になるまで、そしてなってからの悲喜こもごもを丁寧に丁寧に一冊かけて描いた作品。 初めてのトラウマ、初めての父親との約束、初恋、いじめ、進学、就職、結婚、育児……そんな誰しもに訪れる人生の節目節目が描かれていく中で、誰しもには訪れない悲劇が主人公を襲います。 それでも、最終的に12話の最後で主人公がこれまでの人生を振り返りつつ今の自分は幸せでありこれまでの経験はすべて無駄ではなかったと回想するシーンに胸を打たれました。 自分の健康や命も含めて「儚い」ものは当たり前にあるものと思わず、奇跡の産物であると思って日々尊み大事にしていかねばと改めて思いました。 何故、何のために生きるのかは自分で決めることができる。素朴でありながら力強い人間賛歌がここにあります。