将軍に擬態し、江戸城で待ち受ける仇敵・間宮林蔵を、東郷重位は果して打ち倒すことが出来たのか?そして、大五郎の行く先は!?刺客の子・大五郎、正念場の第三部がいよいよ始まる――!!
暗黒迷宮「弾掌(だンじょう)」脱出を目指しながら、疲労の果てにその身を横たえてしまった大五郎。折れかかった心を奮わすふたつの強い遺志とは――!?
“弾掌(だンじょう)”脱出で大五郎の左掌にできた謎のあざ、秋田一族の悲願“仙掌格(せンしょうかく)”の秘密、何より自らの祖を解き明かすべく、大五郎はかの“独眼竜”こと、猛将・伊達政宗に会おうとするが――?
秋田高星(あきた・たかあき)と行動をともにする大五郎は、残夢老人と出会い、奥羽に眠るといわれるアテルイの黄金伝説を聞かされる。そして、その謎を握る“荒覇吐”に近づくのだが――。大五郎の真の旅立ちが、いま始まった!!
水戸光圀の試練に合格した大五郎と高星の前に老朽船・快速丸が姿を現した。同時に、沖合には「葵の御紋」の帆を張った尾張の大軍船が現われ、海中より奇怪な風体の者たちが現われたのだった! 父から、そして漢へと受け継がれる物語、刺客の子・大五郎よ、何処へいく。前へ! 明日へ! 大五郎!!!