あらすじ

弓永環は、人懐こくてよく笑う。そんな環の笑う顔が好きだった志井洵太。二人は1歳差の幼なじみ。環が先に入学しても卒業していっても一緒に遊んだ。小学校、中学校、高校──いつからか、それが少し変わっていった。家の前で泣く環を見た時から、志井の何かが違っていった。この気持ちは、清くない。正しくない。美しくない。禁則事項がふえていく中、高校生になった二人の関係は急速に変化していき…?
兎の森 1

弓永環は、人懐こくてよく笑う。そんな環の笑う顔が好きだった志井洵太。二人は1歳差の幼なじみ。環が先に入学しても卒業していっても一緒に遊んだ。小学校、中学校、高校──いつからか、それが少し変わっていった。家の前で泣く環を見た時から、志井の何かが違っていった。この気持ちは、清くない。正しくない。美しくない。禁則事項がふえていく中、高校生になった二人の関係は急速に変化していき…?

兎の森 2

幼い頃から一緒に遊んでいた環と志井は1歳差の幼なじみ。高校生になった二人は、志井が押し切るかたちで付き合う事になる。「1年だけ」で終わる約束。環は友達感覚のままだが、志井はどうにか一線を越えようとする。──セックスなんかする必要ない。志井の欲求とは裏腹に、隠れていた環の心が揺れ動き…?