あらすじ

薬の仕入値を通常より安くすることで生じる利益「薬価差益」を自分の懐に入れていた薬剤部部長・小木曽。そのことに感づいた宇津木は、院内の薬剤部を廃止し、近隣の薬局を利用する「医薬分業」を推し進めようとしていた。しかしそのことに感づいた小木曽は、共犯であるスズラン薬業の営業・美沢を使い、宇津木を籠絡しようと画策する!
天医無縫・命 1巻

生、死、治、術……医療界の未来を見つめ、日本を発った天才外科医、毒島丈(ぶすじま・じょう)、帰還――。しかしその傍らに、共に旅立ったナース・圭子の姿は無かった。大切なあるものを抱え、毒島がまず最初に向かった場所、それは……。『天医無縫』第2部、堂々スタート!!

天医無縫・命 2巻

イラクで毒島と共に医療活動に従事し、不幸にも亡くなったナース・圭子。その友人である医師・涼子は、毒島が圭子を見殺しにしたと勘違いをし、毒島を敵視していた。そんな時、涼子の義母が乳がんで入院、その執刀を涼子が担当することになっていたのだがあるトラブルが起きて…?

天医無縫・命 3巻

診療科目――それは患者にとっては病院を選ぶ際の大事な目安であり、病院にとっては言葉通りの「看板」となるもの。都南中央病院も、このたび診療科目の表示を一新、新たなスタートを切ることになったのだが、そこには「乳腺科」の文字が。これは才気溢れる若き医師・三浦のたっての希望で入れたものだった。しかし、この「乳腺科」という表示にはある問題があり……。

天医無縫・命 4巻

薬の仕入値を通常より安くすることで生じる利益「薬価差益」を自分の懐に入れていた薬剤部部長・小木曽。そのことに感づいた宇津木は、院内の薬剤部を廃止し、近隣の薬局を利用する「医薬分業」を推し進めようとしていた。しかしそのことに感づいた小木曽は、共犯であるスズラン薬業の営業・美沢を使い、宇津木を籠絡しようと画策する!

天医無縫・命 5巻

重度の火傷を負い、瀕死の状態の毒島。彼を救うために現れたのは、北海道の診療所に勤務しているはずの中路涼子だった。なぜ彼女は突然現れたのか?疑問を感じた院長が彼女の持っていたレントゲン写真を見るとそこには…?『天医無縫』第2部、堂々の完結!