あらすじ

温田泉理(おんだ・せんり)への想いを断ち切るべく、会社を退職する決意をした石田るりこ(いしだ・るりこ)。しかし会社に行ったるりこは、いきなりT.Q.C推進室への抜擢を知らされ、水城(みずしろ)室長に辞表を叩きつける。その夜、会社で机周りを整理していたるりこは、つい弱音を吐いてしまい、忘れ物を取りに戻った温田に聞かれてしまう。そして屋上で心情を吐露したるりこは、温田と結ばれて……!?
時には薔薇の似合う少女のように 1巻

中堅浴槽メーカーのハッセ・スタンダードに名前のユニークさで入社できた“温泉クン”こと温田泉理(おんだ・せんり)。新入社員の研修で山奥の寺にやってきた温田は、会社訪問の時に彼を励ましてくれた天使のような女性社員・石田(いしだ)を見かけてときめく。その3日後、夜に寺をぬけ出した温田は、滝に打たれる石田と再会して……!?

時には薔薇の似合う少女のように 2巻

奔放な女性社員・石田リリコ(いしだ・りりこ)と急接近した温田泉理(おんだ・せんり)は、顔はそっくりだが性格は正反対の姉・るりこが現れて動揺する。そして自分の上司であるるりこから、君にいい印象は持ってないと冷たく言い放たれた温田は、るりこと一緒にボロボロの銀座ショールームで新製品「ナイヤガラ」発表会の手伝いをする事になるのだが……!?

時には薔薇の似合う少女のように 3巻

高熱で寝込んだ温田泉理(おんだ・せんり)は、見舞いにやってきた上司の石田るりこ(いしだ・るりこ)を妹・リリコと間違えて押し倒す。そこへ現れたリリコは、るりこから温田との関係を注意されて、姉への反発もあってショートカットにイメージチェンジする。そんな時、大学時代の同好会の後輩・サリに会社訪問を申し込まれた温田は、セクシーなサリに誘惑されて……!?

時には薔薇の似合う少女のように 4巻

夏休みに仲間達とサイパンへ行った温田泉理(おんだ・せんり)と石田リリコ(いしだ・りりこ)は、南国リゾートを楽しみながら愛を深めていく。そんな時、リリコにライバル意識を燃やすサリが、温田を追いかけてサイパンまでやってきた。そして火花を散らすリリコとサリは、温田を賭けてビーチバレーで勝負をするのだが、激戦の末にリリコがタッチネットで敗北してしまい……!?

時には薔薇の似合う少女のように 5巻

従兄弟の拓(たく)の結婚式を欠席すると返事した石田リリコ(いしだ・りりこ)は、姉のるりこから出席するように説得される。その後、リリコと電話で話した温田泉理(おんだ・せんり)は、リリコの様子がいつもと違うと感じ取る。その翌日、おたふく風邪で入院してしまったるりこを見舞いに行った温田は、寝入りながら「彗(けい)ちゃん」と口走るるりこに抱きつかれて、ついエッチな行為を……!?

時には薔薇の似合う少女のように 6巻

温田泉理(おんだ・せんり)に秘めていた過去を語り出す石田リリコ(いしだ・りりこ)と姉のるりこ。幼い頃のリリコとるりこ、従兄弟の拓(たく)とその後輩・彗(けい)、恋愛に不器用だった4人の思い出は、彗が増水した川で行方不明になってしまった事で悲しく辛い過去となっていた。そして改めてリリコから好きだと告白された温田は、薔薇の香りに包まれながら愛を確かめ合う。一方、るりこもあの頃の想いがこみ上げて……!?

時には薔薇の似合う少女のように 7巻

石田るりこ(いしだ・るりこ)が家庭教師をしていた時の教え子である女子高生・ことみと、ひょんなことから知り合った温田泉理(おんだ・せんり)。愛に飢えて温田を誘惑することみは、温田とリリコのエッチを目撃して攻撃的になり、温田を困らせようと嘘をつく。そんなことみにひどい言葉を言ってしまった温田だったが、その後、傷ついて壊れそうなことみが優しく抱いて……!?

時には薔薇の似合う少女のように 8巻

実家で一緒に暮らすことになった石田るりこ(いしだ・るりこ)と妹・リリコ。しかしるりこは、素直で明るいリリコとの生活に落ち着かなさを感じていた。一方、会社訪問の時に見たリリコの優しい笑顔を回想していた温田泉理(おんだ・せんり)は、新製品「エンジェルフォール」を使用した後のるりこの笑顔を見て、会社訪問の時に微笑んでくれたのはるりこだったのではないかと考え始めて……!?

時には薔薇の似合う少女のように 9巻

叔父の葬式へ行った石田リリコ(いしだ・りりこ)と姉・るりこは、行方不明だった八木彗(やぎ・けい)と七年ぶりに再会する。その後、彗と二人きりになったるりこは、彗が生きていた事を嬉しく思い、囚われていた過去からふっきれる。一方、帰路についたリリコと温田泉理(おんだ・せんり)は、リリコが彗の事ばかり考えているのが発端でケンカしてしまい……!?

時には薔薇の似合う少女のように 10巻

温田泉理(おんだ・せんり)が気になりながらも八木彗(やぎ・けい)を想おうとする石田るりこ(いしだ・るりこ)。しかし彗は、リリコをずっと思い続けており、その気持ちをリリコに打ち明けて振られていた。そして彗の事でるりこと絶交状態になってしまったリリコは、温田の兄が事故に巻き込まれて危篤だと知らされ、温田の元へ駆けつけようとするが……!?

時には薔薇の似合う少女のように 11巻

温田泉理(おんだ・せんり)への想いを断ち切るべく、会社を退職する決意をした石田るりこ(いしだ・るりこ)。しかし会社に行ったるりこは、いきなりT.Q.C推進室への抜擢を知らされ、水城(みずしろ)室長に辞表を叩きつける。その夜、会社で机周りを整理していたるりこは、つい弱音を吐いてしまい、忘れ物を取りに戻った温田に聞かれてしまう。そして屋上で心情を吐露したるりこは、温田と結ばれて……!?

時には薔薇の似合う少女のように 12巻

石田るりこ(いしだ・るりこ)の妊娠に温田泉理(おんだ・せんり)が関係していると知ってしまったリリコ。一番恐れていたことが現実になって動揺を隠せない温田は、自分が悪いのだと責めるるりことともに涙の一夜を明かす。そして事情を知った八木彗(やぎ・けい)に元気づけられたリリコは、同僚の南野(みなみの)のマンションで温田とるりこ、彗の4人で話し合いをするのだが……!?

時には薔薇の似合う少女のように 13巻

石田るりこ(いしだ・るりこ)が渡米した半年後、自分の本当の気持ちに気づき始めた温田泉理(おんだ・せんり)。そんな温田とのすれ違いを感じていたリリコは、八木彗(やぎ・けい)と一夜を過ごすが、その翌日に迎えに来た温田とヨリを戻す。そしてリリコを幸せにしたいという思いから結婚を決意した温田だったが、温田が本当に好きなのはるりこなのだとリリコが知ってしまい……!?温田、リリコ、るりこの三角関係がついに決着!感動のラストを迎える完結巻。