あらすじ葵・炎堂・天使突抜の三人は、初めての共闘の末、学校の闇を背負った拝鎌との対決を制する。拝鎌の亡骸から現れたのは、人の指の形をした「五体不具穢」と呼ばれる穢れの一種だった…。そこに現れたのは、烏を従えた謎の男・尸。彼の目的とは、いったい――。京都を舞台にした人間×霊、和風ファンタジー待望の第3巻!
刀と霊獣を操る二人の高校生が京都で出会い、人に取り付く霊蟲を退治するアクションと、存在感のあるコメディ両方あり、非常に読みやすい。出町ふたばに豆大福を買いに行くくだりとか、京都好きにはおなじみのネタもあり。 転校が多く、人との深い関わりを諦めていた主人公・ゆたかがとにかく平和に暮らしたいという強い気持ちにより上位霊である霊獣を操ってしまうシーンが良かった。