あらすじ

1982年のデビュー作から掲載。 スクリーントーンはおろか、漫画原稿用紙もない田舎町の女子高生が自分の日常生活に限りなくせまってみました!
本場ぢょしこうマニュアル1巻
1982年のデビュー作から掲載。 スクリーントーンはおろか、漫画原稿用紙もない田舎町の女子高生が自分の日常生活に限りなくせまってみました!
本場ぢょしこうマニュアル2巻
1982年のデビュー作から掲載。スクリーントーンはおろか、漫画原稿用紙もない田舎町の女子高生が自分の日常生活に限りなくせまってみました!めでたく女子高校を卒業して大学生になりましたが、「ぢょしこう」の連載は続きます!ノーカット第2弾です。
本場ぢょしこうマニュアル3巻
1982年のデビュー作から掲載。スクリーントーンはおろか、漫画原稿用紙もない田舎町の女子高生が自分の日常生活に限りなくせまってみました!めでたく女子高校を卒業して大学生になりましたが、「ぢょしこう」の連載は続きます!ノーカット第3弾です。
本場ぢょしこうマニュアル(4)
めでたく映画化となり、連載も幕を閉じます。表紙の人形達は当時単行本のデザインをしてくださった、ペンシルスタジオさんの力作。
本場ぢょしこうマニュアル

80年代女子校の日常

本場ぢょしこうマニュアル 有間しのぶ
無用ノスケ子
無用ノスケ子
「その女、ジルバ」で手塚治虫文化賞を受賞した有間しのぶ先生のデビュー作。デビュー雑誌はヤングマガジンだったんですね。しかも、2巻で「作者は女子高校を卒業して大学生になりましたが」とありますので、もしかしてデビュー当時は現役女子高校生だったのでしょうか!?驚きです。1982年から8年間に及ぶ長期連載だったそうですが、青年誌で女子校日常マンガなんて、当時のヤンマガ読者さんに受け入れられていたのか気になります。絵について少し触れますけど、大変失礼ながら絵はほとんどノートに描いたような絵でした…。(漫画原稿用紙でもない?)トーンも使われてないようで、落書きにしか見えないコマもありました(←ホント失礼!)でも、絵がどうこうより、漫画に描かれている人達が面白いんです。淡々と学校や周りの出来事を描いてるように見えて、実に多種多様な生徒たちが漫画に登場します。よくある思春期の一コマであっても、一人ひとりの内面に踏み込んで描かれています。だからギャグ漫画なのにどこか嘘っぽくなくて、その人の本音を感じるのです。このような人間への観察力・洞察力こそが、有間しのぶ先生の凄いところなのだなあと思いました。