あらすじ

銀座一丁目界隈で推進された再開発に絡み、木村ビルに対して不正な融資を行ったあおぞら銀行。野崎はその黒幕とされる頭取と全面対決を決意する。一方頭取は懐刀・柳沢を使い、野崎封じを画策。柳沢は検察を利用し、トカゲの尻尾切りの形で事態の収拾を図り!?
監査役 野崎修平(1)

監査役は、会社内における取締役その他の業務及び財産を監査する。あおぞら銀行・地蔵通り支店閉鎖に伴い、支店長から同行の監査役に就任した野崎修平。それを機に、彼は銀行の改革を決意。混迷の続く金融業界に一石を投じ、不正の蔓延に歯止めを掛けるべく動き出す!!

監査役 野崎修平(2)

あおぞら銀行・監査役に就任した野崎修平。彼はある行員の情報提供を端緒に、「山田エージェンシー」への不正融資の調査を開始。真相を追う野崎は、上層部の関与とバックに潜む大物フィクサーの存在を知る。そして野崎は、自らあおぞら銀行を告発する道を探るのだが!?

監査役 野崎修平(3)

あおぞら銀行監査役・野崎修平は、同行の不正融資を調査。林専務の関与を公にし、告発するという形で、銀行の進むべき道を内外に示す。頭取より、再生委員会の長に抜擢された武田は、過激なリストラ策を断行。銀行の財産を「人」と考える野崎は、行員の混乱を懸念するが!?

監査役 野崎修平(4)

実直な銀行員でありながらリストラの対象となった黒沢。同じくその対象となり行内犯罪を計画する諏訪取締役。様々な波紋を投げかける武田専務の強引な人事政策に、監査役・野崎修平が異をとなえる。さらに不良債権化したビルに関する経緯表が紛失。野崎の対応は!?

監査役 野崎修平(5)

あおぞら銀行初の女性支店長・橘祥子から持ち掛けられた「不良債権化した木村ビルの経緯表消失」の件。野崎は調査を開始するが、現在その管轄となっている業務推進部は取り合おうとせず、旧担当者の安藤も不遜な対応を示す。徹底した調査に乗り出す野崎だが!?

監査役 野崎修平(6)

「不良債権化した木村ビルの経緯表消失」の件について調査を始めた野崎は、銀行側の過失を発見。さらなる調査を進める野崎、そして別の筋から同じ案件を洗う武田専務は、頭取が関与した可能性のあるG1計画という、バブル期に推進された謀略の存在を嗅ぎつけ!?

監査役 野崎修平(7)

バブル期に銀座一丁目界隈で推進されたG1計画というの名の謀略。野崎は、その黒幕を頭取と睨み調査を進めるが、東都政策研究室の妨害を受け、家族までが巻き添えに。そんな折、元あおぞら行員の沖田からG1計画の資料を入手した野崎は、衝撃の事実を知り…!?

監査役 野崎修平(8)

銀座一丁目界隈で推進された再開発に絡み、木村ビルに対して不正な融資を行ったあおぞら銀行。野崎はその黒幕とされる頭取と全面対決を決意する。一方頭取は懐刀・柳沢を使い、野崎封じを画策。柳沢は検察を利用し、トカゲの尻尾切りの形で事態の収拾を図り!?

監査役 野崎修平(9)

闇社会との癒着、東都の刺客による武田専務襲撃といった不祥事への対応に追われるおあおぞら銀行。その折、野崎は目前に控えた株主総会に向け、従来の総会工作を一切排除する方針を打ち出す。柳沢も、目的を異にしながら同様の態勢をとる。紛糾した総会が予想されるが!?

監査役 野崎修平(10)

野崎の号令の下、従来の総会工作を一切排除した異例の株主総会が開幕。予想通り紛糾する総会の行方は…!? その後、行内では上層部の権力抗争が激化。副頭取・柳沢が頭取の失墜を図る一方、メガバンク誕生の情報を得た頭取は、他行とのあおぞら合併を画策し!?

監査役 野崎修平(11)

国内にメガバンク誕生の折、あおぞらも合併の道を模索。頭取から合併の責任者として指名を受けた専務・武田は、頭取の失墜を図りながらも、よつば銀行との交渉を開始。一方、副頭取・柳沢は単独でひかり銀行に合併を打診。そんな中、野崎は一人、合併の弊害を唱え!?

監査役 野崎修平(12)

あおぞら銀行の融資先である百貨店グループ・エチゴが、既に債務超過で破綻状態にある事実が発覚。京極頭取は武田専務と柳沢副頭取に、エチゴを再建した方を次期頭取に推すことを宣言。野崎をその証人に指名した。しかし野崎は、単独でエチゴ再建策を探り…!?