あらすじ

12年前、赤ん坊のリカをさらったのは、かつて由布子と愛し合った明だった。成長したリカは北海道で偶然、由布子の養女・奈津子と出会い仲良しに。実の娘・リカに会った由布子は抱きしめたい衝動にかられるが、何の罪もない奈津子を傷つけたくなかった。そして由布子を絶望のどん底に落とした明と再び出会った時、運命の扉が開かれていく…。
霧のなかの少女 1巻

恋人の明と別れ、生活のため、家族のために製菓会社の息子と結婚した美しい女性・由布子。だが、一人娘のリカが何者かにさらわれ、失意の由布子は奈津子を養女に。やがて明るく賢い少女に成長した奈津子と幸せな日々を過ごす由布子だが、北海道旅行を控え、12年前に起こった忘れてしまいたい悲しく辛い記憶が蘇ってきて…。

霧のなかの少女 2巻

12年前、赤ん坊のリカをさらったのは、かつて由布子と愛し合った明だった。成長したリカは北海道で偶然、由布子の養女・奈津子と出会い仲良しに。実の娘・リカに会った由布子は抱きしめたい衝動にかられるが、何の罪もない奈津子を傷つけたくなかった。そして由布子を絶望のどん底に落とした明と再び出会った時、運命の扉が開かれていく…。

霧のなかの少女 3巻

由布子が実の母親だと知ってしまったリカは、育ててくれた明に手紙を残し、北海道から東京へと。そして実の両親に引き取られ、幸せな生活が始まったかのように思えたのだが、養女の奈津子が全てを知ってしまう。悩み、苦しむ奈津子はリカの存在がうとましくなり…。一方、愛情をそそいで育ててくれた明のことが忘れられないリカは再び北海道へと…。