あらすじ

水の入っていない嬉野家のプールで、世界の言語でのアクメの時に叫ぶ声を練習する使用人のさく。その理由とは、知り合いの美容院の娘、30歳のすみれが見合いし、結婚が決まったのだが、男性経験がなく極度の不安と恐怖に陥っているらしい。彼女がセックス恐怖症のまま、初夜を迎えるのを避ける為、さくが性教育をすることになったのだが…。
不機嫌家族 1巻

260名以上の賛助会員の会費と寄付金で成り立っている美誠会グループ。女性モデルは美を、男性モデルは誠をモットーにしている。新会員を獲得するためには、どのような手段を用いても肉体関係を結んでしまえと、男性モデルに口説く会長の薬王寺咲子。今回のターゲットは大資産家、嬉野家の長女、24歳の澪子。彼女は一度も笑ったことのない“笑わない女”という…。

不機嫌家族 2巻

大資産家の嬉野家の長男、26歳の護、長女、澪子は24歳、次女、16歳の苗。絶対に笑わない彼らは不機嫌家族と呼ばれる不思議な一家。相変わらず嬉野家に固執する美誠会グループの女性経営・薬王寺咲子は使用人の平々井さく一人を残し、嬉野家全員が留守になることを知り、チャンスとばかり、さくから嬉野家の情報を聞き出そうと魅力ある男性モデルを連れ…。

不機嫌家族 3巻

良心の呵責にさいなまれることも、不自然さもかんじることのない兄・護との愛の交歓。自分と瓜二つの兄の素晴らしさ、美しさ、そして愛の技巧に澪子は満足と幸せを感じていた。だが、生理が近づくと余白を埋めてくれる何かを求めて澪子は旅に出る。ある日、海が見える旅行先で、見知らぬ男から出航間近の船を見に行かないかと声をかけられた澪子だが…。

不機嫌家族 4巻

嬉野家の次女・苗が通う桐蔭女子学園近くにたむろする女子高生の不良グループ。彼女たちに脅され、顔を腫らしたクリーニング屋は泣き寝入り。その不良グループのリーダー格の女子高生が狙うのは、資産家で笑わない一家として有名な嬉野家の苗だった。苗を公園に連れ込み、半裸状態にし、笑わせることができたら100万円を用意しろと強要するが…。

不機嫌家族 5巻

水の入っていない嬉野家のプールで、世界の言語でのアクメの時に叫ぶ声を練習する使用人のさく。その理由とは、知り合いの美容院の娘、30歳のすみれが見合いし、結婚が決まったのだが、男性経験がなく極度の不安と恐怖に陥っているらしい。彼女がセックス恐怖症のまま、初夜を迎えるのを避ける為、さくが性教育をすることになったのだが…。

不機嫌家族 6巻

観光客で賑う旧軽井沢だが、一歩奥に入ると閑静な別荘地でセレブたちが避暑地として集まるVIP特別居住区。その中でも一際、美しい嬉野家の別荘。毎年7月、8月の2ヶ月、嬉野家の三兄妹が集まり、涼しく快適な夏を過ごす。だが、そんなセレブたちに嫉妬する若者たちが…。

不機嫌家族 7巻

不機嫌家族三兄妹の母親・笑美子が突然、バレーボールチームを結成。女学校時代、バレーボールの選手だった笑美子は、使用人のさくを相手にさっそく練習を。試合当日、笑美子一人だけが活躍し、チームは惨敗。反省の場で澪子ら三兄妹の不機嫌な顔がチームの士気をそこなったと笑美子に文句を言うチームメイトたち。そして笑美子がとった行動とは…!?

不機嫌家族 8巻

嬉野家の次女・苗が通う桐蔭女子学園の課外授業で高原へとやって来た生徒たち。一方、たった一人の肉親で難病のため手術が必要な姉を心配する雨宮次郎。その手術は桐蔭付属大学病院の大羽教授にしかできないのだが、大金と紹介者が必要だった。次郎は高原で苗を拉致し、姉の手術をするよう苗を人質にして交換条件を出すが…。

不機嫌家族 9巻

男と女の間に愛もセックスも存在しない真の友情は成り立つのか!? 嬉野家の使用人、さくがお歳暮を届けた先は夫婦ゲンカの真っ最中。旦那には幼馴染の女性の友人がおり、二人っきりの旅行にも行っていた。一方、夫人にも学生時代からの男の友人がいて、外国にまで一緒に旅行する仲。お互い信じてはいるけど、度重なると疑ってしまい…。

不機嫌家族 10巻

あるパーティーに出席した大財閥、嬉野家の護と澪子の兄妹。その美貌と気高き姿は招待客たちの注目の的。その会場で澪子にアタックするのはフリーの若手映画監督の桧和也。一方、護の妻の座を狙うのは自信過剰の女優、太刀川るり。だが、護と澪子は一顧の価値も感じてなかった。二人が続けてパーティーに参加する驚くべき理由とは…!?