あらすじ

どうやら不思議なことを引き寄せてしまう不思議なチカラをもったなぎのおかげで、ゆうとなぎにはたくさんの不思議な出会いが訪れる。ちょっぴりエッチなブラックホール、迷子になった流れ星、この世のすべての知識が集う図書館の司書さん。数々の出会いを乗り越えて2人の絆はさらに強くなっていくが、そのすべては、とある本で予言されていた?! かわいい不思議に翻弄される少女ふたりの友情物語、ここに完結!
不思議なゆうなぎ(1)

不思議なことに出会うと目から星が出る少女・なぎと、彼女を大切に想う少女・ゆう。新しいめがねを買ったゆう。かけてみると、なんとびっくり、なぎの服が透けて見えた! 他のクラスメイトは変わらないのに、なぎだけが裸に見える“不思議なめがね”。いけないと分かっているのに、綺麗な裸が気になって、なぎに内緒で何度もめがねを通して眺めてしまい――。かわいい不思議に翻弄される少女ふたりの友情物語!

不思議なゆうなぎ(2)

どうやら不思議なことを引き寄せてしまう不思議なチカラをもったなぎのおかげで、ゆうとなぎにはたくさんの不思議な出会いが訪れる。ちょっぴりエッチなブラックホール、迷子になった流れ星、この世のすべての知識が集う図書館の司書さん。数々の出会いを乗り越えて2人の絆はさらに強くなっていくが、そのすべては、とある本で予言されていた?! かわいい不思議に翻弄される少女ふたりの友情物語、ここに完結!

不思議なゆうなぎ

恋の拙さ、二人で乗り越えて(マンガプレゼン大会補遺)

不思議なゆうなぎ 大庭直仁
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ

先日はマンガプレゼン大会をご視聴頂き、ありがとうございました!まだご覧になってない方は、以下のアーカイブからご覧いただけますと幸いです。 https://youtu.be/ZYK7RSvhwAQ ここで私は『不思議なゆうなぎ』について、大庭直仁先生の独特な絵柄から『魔法陣グルグル』を連想し、そこから「拙い恋の化学反応」という共通テーマを見出す試みをしました。 恋とは「甘さ」である一方で「拙さ」でもあることは、何となくお分かりいただけるかと思います。幼い恋の思い出が、自分の不甲斐なさで悲しい思い出となっている人も、多いのではないでしょうか。 私達が初恋物語を読む時、そこに求めるのは、あの時自分はどうしたら、悲しい結末を迎えずに済んだのだろうか、ということかもしれませんね。 『魔法陣グルグル』では、ククリの恋心はニケに受け止められることで解決しますが、二人の関係にどこかはっきりしない部分を抱えて物語は『魔法陣グルグル2』に入ります。 普通の人の恋愛も、例えば付き合った、同棲した、婚約した……なんてはっきりとした区切りがあっても、まだどこか信用ならない、と互いに思っている節がある。何年共に時を過ごしても、二人の恋愛物語はいつどんでん返しの起こるか分からない、続編のような趣があります。 『不思議なゆうなぎ』が幸福なところは、二人の少女の絆が深まり、確かになっていくのを見られるところ。危険な出来事に遭遇することをきっかけに、二人は次第にはっきりと、互いへの恋を告げる。なぎはゆうに「心配している」と告げることで、不安定なゆうの心を開く。一方ゆうはなぎのピンチに「あなたと絶対離れない」と言うことで、なぎを救う。 そうして心の中でグルグルしていた、互いに見える筈の無い「恋」は、相手にもはっきりと見える「信頼」となります。それは「愛」とも呼べる物でしょうか。 ★★★★★ 〈恋〉から〈愛〉へ。拙い恋の不安定さを、強い想いで乗り越える理想的な恋愛物語は、「SF」で「百合」な「フィクション」という枠組みでこそ成立する、かなり非現実的な物かも知れません。 それでもこの理想は眩しくて、私達はツクリモノと分かっていても、何度でも読みたくなるのです……自分の不甲斐ないハツコイの思い出を、慰める為に。 ★★★★★ 〈恋〉から〈愛〉へ……大庭直仁先生の新連載『恋の好奇心』の主人公は、〈恋〉ちゃんと〈愛〉ちゃんでしたね。 どうでしょう、気になりませんか? 『恋の好奇心』 https://manba.co.jp/boards/127107